電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U92047

タイトル(和文)

1993年釧路沖地震被害調査報告

タイトル(英文)

CHARACTERISTICS AND DAMAGE INVESTIGATION OF 1993 KUSIRO-OKI EARTHQUAKE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

1993年1月15日20時06分に発生した釧路沖地震(マグニチュード7.8)により、釧路地域は震度5の烈震を被り、釧路市、白糠町、音別町など主として北海道東南部沿岸地区において、地盤や土木施設等に多大の被害が発生した。当該地域には、地震動特性研究のため当所が全国的に展開した岩盤上の強地震観測点が釧路に近い厚岸、根室等に設置されており、これらの観測点で貴重な記録を得る事が出来た。当所では、この地震による地震動特性、被害事例を今後の耐震研究に役立てるため、耐震、地質、地盤、水理の専門家による調査団を編成し、地震動特性と各種の被害および復旧状況に関して現地調査(1月22日-29日)を実施した。本報告書は、現地調査に基づいて、釧路地震の特徴と地震被害の概要について述べたものである。今回の地震被害の多くは、地盤の液状化、盛土、切り土地盤の崩壊、およびこれらの地盤被害に起因する構造物の被害に

概要 (英文)

THE KUSIRO-OKI EARTHQUAKE OF MAGNITUDE 7.8 OCCURRED AT 20:06 ON 15 JANUARY 1993. THE EPICENRER WAS 107-KM DEEP OFFSHORE OF KUSHIRO CITY, HOKKAIDO, JAPAN. THE EARTHQUAKE RESULTED IN DAMAGE TO CIVIL-ENGINEERING STRUCTURES AROUND KUSIRO CITY. PRECISE EARTHQUAKE DATA WERE RECORDED AT TWO CRIEPI EARTHQUAKE OBSERVATION STATIONS (AKKESI AND NEMURO) ON THE BASEMENT ROCK NEAR THE EPICENTER. DAMAGE INVESTIGATION WAS CARRIED OUT ONE WEEK AFTER THE EARTHQUAKE BY CRIEPI EARTHQUAKE ENGINEERS, GEOLOGISTS, SOIL MECHANISTS, HYDROLOGISTS AND ENGINEERINGSOCIOLOGISTS. THIS REPORT DESCRIBES THE CHARACTERISTICS OF THE EARTHQUAKE AND THE EARTHQUAKE DAMAGE (LANDSLIDES, SINKING OF EMBANKMENTS, LIQUEFACTION, ETC.) TO CIVIL-ENGINEERING STRUCTURES (ROADS, RAILWAYS, HARBORS, ETC.) AND LIFELINES SUCH AS ELECTRICITY, WATER WORKS AND SEWAGEWAK BY MEAN FIELD SURVEYS, INTERVIEWS WITH PERSONS CONCERNED, AND MASS-MADEINFORMATION.

報告書年度

1992

発行年月

1993/02/01

報告者

担当氏名所属

井上 大栄

我孫子研究所立地部地質研究室

沢田 義博

我孫子研究所耐震部

岩楯 敞広

我孫子研究所耐震部耐震研究室

キーワード

和文英文
釧路沖地震 KUSHIRO-OKI EARTHQUAKE
地震被害 EARTHQUAKE DAMAGE
プレート内地震 INTRA-PLATE EARTHQUAKE
ライフライン被害 LIFELINE DAMAGE
液状化 LIQUEFACTION
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