電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U93047

タイトル(和文)

CSAMT法による傾斜構造探査の可能性に関する数値解析的検討

タイトル(英文)

NUMERICAL STUDY ON APPLICABILITY OF CSAMT-METHOD TO DETECT INCLINED GEOLOGICAL BOUNDARIES

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

土木構造物の設計・施工に先立ち、周辺に存在する断層・破砕帯あるいは地質境界の傾斜が把握できていることは有利なことである。CSAMT法は、地表での計測によって得た見掛け比抵抗から、地下の比抵抗構造を調査する物理探査法である。この探査法により断層・破砕帯や地質境界の傾斜を把握することの可能性を検討する数値実験を行った。2次元有限要素法により地下の地質構造が傾斜しているモデルの見掛け比抵抗を計算し、見掛け比抵抗に対する傾斜した比抵抗境界の影響を明らかにした。また、計算された見掛け比抵抗から1次元逆解析により地下の比抵抗構造を求め、上層の比抵抗が高い場合や傾斜が水平に近い場合には傾斜した構造の検出が可能であること、構造が傾斜している地域での探査の注意点を示した。ここで、明らかになった傾斜構造地帯で計測される見掛け比抵抗の特性は、今後の探査における計測結果の解釈に役立つものと考える。

概要 (英文)

IT WOULD BE A GREAT ADVANTAGE FOR DESIGN ANDCONSTRUCTION OF ROCK STRUCTURES IF THE INCLINATION OF FAULTS OR GEOROGICAL BOUNDARIES IN THEIR VICINITY COULD BE DETERMINED BEFOREHAND. THE CSAMT METHOD (CONTROLLED SOURCE AUDIOFREQUENCY MAGNETOTELLURIC METHOD) IS A GEOPHYSICAL EXPLORATION METHOD THAT CAN DETERMINE THE DISTRIBUTION OF UNDERGROUND RESISTIVITIES FROM APPARENT RESISTIVITIES MEASURED AT THE GROUND SURFACE. NUMERICAL EXPERIMENTS WERE PERFORMED IN TO EXAMINE ITS USEFULNESS REVEALING THE INCLINATION OF FAULTS OR OTHER GEOLOGICAL BOUNDARIES. THE APPARENT RESISTIVITIES OF SOME MODEL GROUNDS WHERE THE BOUNDARIES OF VARIOUS RESISTIVITY STRATA WERE INCLINED, WERE CALCULATED BY THE TWO-DIMENSIONAL FINITE ELEMENT METHOD. IT WAS DEMONSTRATED THAT THE APPARENT RESISTIVITIES CHANGED GREATLY UNDER THE INFLUENCE OF THE INCLINED BOUNDARIES.

報告書年度

1993

発行年月

1994/03/01

報告者

担当氏名所属

本島 睦

我孫子研究所地質地盤部岩盤グループ

キーワード

和文英文
地質調査 GEOLOGICAL SURVEY
CSAMT法 CSAMT METHOD
見掛け比抵抗 APPARENT RESISTIVITY
有限要素法 FINITE ELEMENT METHOD
1次元逆解析 ONE-DIMENSIONAL INVERSION
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