電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U94013

タイトル(和文)

耐熱性深部比抵抗トモグラフィー法自動測定装置の開発と適用

タイトル(英文)

DEVELOPMENT AND APPLICATION OF HEAT-RESISTANT RESISTIVITY TOMOGRAPHY SYSTEM

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

水圧破砕により高温岩体中に造成された貯蓄層の構造を把握するため,耐熱性深部比抵抗トモグラフィー自動測定装置を開発した。本装置は,電極ケーブル部と信号処理部より構成される。ケーブル部は,20芯で,長さ1,100m,被覆材としてテフロンを使用し,耐熱温度は260度である。信号処理部は,LOGアンプの使用によりダイナミックレンジは約120dBであり,パソコン制御により14測点での受信波を同時に測定でき,最大112点での自動測定が可能である。従来の装置より地熱井での測定作業の飛躍的な高速化が図られている。また,本装置により当所の雄勝実験場の破砕井と生産井において深度700~1,000m区間に5m間隔で電極を配置し,比抵抗トモグラフィー測定を行った。その結果得られた比抵抗断面図は電気検層結果とよく調和しており,岩盤中の亀裂が卓越した区間を低比抵抗部として把握した。

概要 (英文)

TO LOCATE ARTIFICIAL RESERVOIRS FORMED IN HOT DRY ROCK BY HYDRAULIC FRACTURING,A HEAT-RESISTANT AUTOMATIC INSTRUMENT FOR MEASURING RESISTIVITY TOMOGRAPHY HAS BEEN DEVELOPED. THIS INSTRUMENT IS COMPOSED OF A HEAT-RESISTANT ELECTRODE CABLE AND SIGNAL PROCESSOR. THE CABLE HAS 20 SIGNAL LINES,IS 1100-M LONG AND COATED WITH TEFLON.IT IS HEAT RESISTANT TO 260 DEGREE. THE SIGNAL PROCESSOR HAS A DYNAMICRANGE OF ABOUT 120 DB USING LOG-AMPLIFICATION WITH 14 CHANNELS. THE MAXIMUM NUMBER OF MEASUREMENT POINTS CONTROLLED BY PERSONAL COMPUTER IS 112. THIS SYSTEM OPERATES FASTER THAN PREVIOUS INSTRUMENTS. RESISTIVITY TOMOGRAPHY MEASUREMENT WAS CARRIED OUT WITH ELECTRODES AT 5-M INTERVALSFROM 700 M TO 1000 M IN THE PRODUCTION AND INJECTION WELLS AT THE OGACHI HDR SITE. THE RESISTIVITY PROFILE MATCHED THE ELECTRICAL LOGGING DATA,AND THE FRACTURING ZONES COULD BE LOCATED FROM THE LOW RESISTIVITY ZONES IN THE PROFILE.

報告書年度

1994

発行年月

1994/08/01

報告者

担当氏名所属

鈴木 浩一

我孫子研究所地質地盤部地下科学グループ

キーワード

和文英文
ジオトモグラフィー GEOTOMOGRAPHY
比抵抗 RESISTIVITY
高温岩体 HOT DRY ROCK
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry