電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U94022

タイトル(和文)

1994年ノースリッジ地震による電力設備の被害と復旧

タイトル(英文)

DAMAGE TO AND RESTORATION OF ELECTRIC POWER SYSTEM IN NORTHRIDGE,CALIFORNIA EARTHQUAKE OF 1994.

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

1994年1月17日に,ロスアンジェルス北方のサンフェルナンドバレー一帯をマグニチュード6.8のノースリッジ(Northridge)地震が襲った。この地震は,震源の浅い,直下型地震であったため,一般建築物やライフライン等に大きな被害が生じた。本文では,その中でも当該地域で被害を受けた電力施設に焦点をあて,その被害と復旧について調査,考察する。その結果,今回の電力設備の被害を1971年サンフェルナンド地震による設備被害と比較して耐震設計基準の改訂による効果を確認するとともに,日本の耐震設計基準で設計された電力施設が今回の地震と同程度の地震力を受けた場合,米国の耐震設計基準で設計された電力施設ほど被害が生じる可能性は少ないことを示す。

概要 (英文)

ON 17 JANUARY 1994,THE NORTHERN PART OF LOS ANGELES, CALIFORNIA,WAS SHAKEN HEAVILY BY THE NORTHRIDGE EARTHQUAKE WITH A SURFACE MAGNITUDE OF 6.8. THE EARTHQUAKE HAD SIGNIFICANT EFFECTS ONRESIDENTIAL AND COMMERCIAL BUILDINGS,AND SOCIAL FACILITIES. THIS PAPERFOCUSES ON THE DAMAGE TO AND RESTORATION OF ELECTRIC POWER FACILITIES.DAMAGE TO POWER FACILITIES WAS COMPARED WITH DAMAGE IN THE 1971 SAN FERNAND EARTHQUAKE. CURRENT EARTHQUAKE-RESISTANT PRACTICES AT SUBSTATION EQUIPMENT IN JAPAN AND THE USA WERE CAREFULLY EXAMINED. WE CONFIRMED THE EFFECTS OF REVISING EARTHQUAKE-RESISTANT DESIGN CRITERIA FOR SUBSTATION EQUIPMENT. WE FOUND THAT DAMAGE TO POWER FACILITIES IN JAPAN WOULD BE LESS THAN IN THE USA,FOR AN EARTHQUAKE WITH THE SAME LEVEL OF ACCELERATION AS THE NORTHRIDGE EARTHQUAKE.

報告書年度

1994

発行年月

1994/10/01

報告者

担当氏名所属

朱牟田 義治

我孫子研究所耐震部耐震グループ

大友 敬三

我孫子研究所耐震部耐震グループ

遠田 晋次

我孫子研究所地質地盤部断層活動性グループ

キーワード

和文英文
ノースリッジ地震 NORTHRIDGE EARTHQUAKE
電力設備 ELECTRIC POWER FACILITY
地震断層 EARTHQUAKE FAULT
耐震設計 EARTHQUAKE RESISTANT DESIGN
機能被害 FUNCTIONAL LOSS
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