電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U94040

タイトル(和文)

ケーソン堤の耐震性に及ぼす消波ブロックの影響について―模型震動実験と個別要素法による数値シミュレーション

タイトル(英文)

EFFECT OF ARMORED LAYER ON SEISMICITY OF CAISSON BREAKWATER AND SEAWALL-SHAKING TABLE TESTS AND NUMERICAL SIMULATION BY DISTINCT ELEMENT METHOD-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

人工島式立地などの原子力発電所の海上立地方式の検討では,発電所周辺地盤の安定性を確保するための防波護岸の耐震性の検討が重要であり,ケーソンと消波ブロックの相互作用などの地震時挙動を正しく評価する必要があるものと考える。しかし,消波ブロックの変形挙動などを考慮できる解析法がないため,充分な検討が行われていないのが現状である。本報告では,ケーソン堤を対象とした振動台による模型実験を実施し,地震時における振動特性や動的変形特性および,それらに及ぼす水,消波ブロックの影響を把握した。次いで,これらの挙動を評価できる解析手法を開発するため,消波ブロックのかみ合い効果による強度・変形特性を表現できる二次元DEMモデルの開発と,動的振動特性や摩擦特性を表現できるマウンドばねの誘導を行い,模型実験の数値シミュレーションによりその妥当性を示した。

概要 (英文)

IN DEVELOPMENT OF SITING TECHNOLOGY FOR OFF-SHORE CONSTRUCTION OF NUCLEAR POWER PLANTS SUCH AS MAN-MADE ISLANDS,WE MUST ASSESS THE STABILITY OF SEAWALLS AND BREAKWATERS ENSURING THE SAFETY OF BACKFILL AGAINST WAVES AND EARTHQUAKES.EVALUATION OF DYNAMIC NONLINEAR BEHAVIOR LIKE SLIDING AND SETTLEMENT IS VERY IMPORTANT IN EVALUATION THE SEISMIC STABILITY OF SEAWALLS AND BREAKWATER,FOR THIS PURPOSE,SHAKEING TABLE TESTS OF CAISSON TYPE BREAKWATER WERE CARRIED OUT. THE DYNAMIC FAILURE MODE AND EFFECT OF WATER AND ARMORED LAYERS ON DYNAMIC BEHAVIOR WERE INVESTIGATED. NUMERICAL SIMULATIONS OF THE SHAKEING TABLE TESTS SUCCESSFULLY REPRODUCED THE LATERAL DISPLACEMENT OF THE CAISSON. THE PROGRAM SIMULATED THE NONLINEAR SEISMIC RESPONSE FOLLWED BY SLIDING AND SETTLEMENT AND ALSO DISCLOSED PROBLEMS FOR FURTHER STUDIES.

報告書年度

1994

発行年月

1995/02/01

報告者

担当氏名所属

栃木 均

我孫子研究所耐震部耐震グループ

キーワード

和文英文
滑動 SLIDING
不連続体 DISCONTINUITY
変形量 DEFORMATION
個別要素法 DISTINCT ELEMENT METHOD
消波ブロック ARMORED LAYER
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