電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U95018

タイトル(和文)

金属材料の衝撃変形に伴う温度上昇に関する調査

タイトル(英文)

REVIEW OF TEMPERATURE INCREASE OF METALLIC MATERIALS DUE TO DEFORMATION BY IMPACT LOADING

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

衝撃荷重を受ける構造物の破壊現象に対する数値解析手法を開発するために、金属材料の衝撃変形に伴う温度上昇に着目した研究について調査した。また、同現象に対する衝撃解析コードLS-DYNAの熱・変形連成解析機能を調べた。その結果、以下の知見を得た。(a)不可逆過程である塑性変形に対する熱力学的な考察が十分でなく、検討の余地がある。(b)応力-ひずみ関係に及ぼす、変形による温度上昇の影響に関する研究がほとんど行われていない。今後、塑性変形と体積ひずみの両者の効果を考慮した、変形と温度の連成解析手法とその解析コードの開発が必要である。

概要 (英文)

TO DEVELOP A NUMERICAL ANALYSIS METHOD FOR FRACTURE PHENOMENON OF STRUCTURES UNDER MECHANICAL IMPACT, THE LITERATURE ON THE TEMPERATURE INCREASE DUE TO DEFORMATION BY IMPACT LOADING WAS SURVEYED. IN ADDITION, THE COMPUTATIONAL FUNCTION OF THE COMPUTATIONAL FUNCTION OF THE COMPUTER CODE LS-DYNA FOR HEAT-DEFORMATION COUPLING ANALYSIS WAS INVESTIGATED. THE FINDINGS ARE AS FOLLOWS: (A)THERE HAS BEEN INSUFFICIENT CONSIDERATION OF IRREVERSIBLE THEOMODYNAMIC PROCESSES SUCHAS PLASTIC DEFORMATION. (B)TEMPERATURE INCREASE HAS BEEN DISREGARDED IN THE STRESS-STRAIN RELATIONSHIP. IN THE FUTURE, A COUPLING ANALYSIS MEHTOD WILL BE NEEDED. THE METHOD MUST EXAMINE THE INTERACTION BETWEEN TEMPERATURE AND DEFORMATION WHICH INVOLVE BOTH PLASTIC DEFORMATION AND VOLUMETRIC STRAIN.

報告書年度

1995

発行年月

1995/12/01

報告者

担当氏名所属

島村 和夫

我孫子研究所原燃サイクルプロジェクト部輸送・貯蔵チーム

伊藤 千浩

我孫子研究所原燃サイクルプロジェクト部輸送・貯蔵チーム

白井 孝治

我孫子研究所原燃サイクルプロジェクト部輸送・貯蔵チーム

キーワード

和文英文
金属材料 METALLIC MATERIALS
高速変形 RAPID DEFORMATION
塑性変形 PLASTIC DEFORMATION
体積ひずみ VOLUMETRIC STRAIN
温度上昇 TEMPERATURE INCREASE
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