電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U96013

タイトル(和文)

粒状要素解析による透水性コンクリートの透水係数の推算法の提案

タイトル(英文)

ESTIMATION OF PERMEABILITY OF CONCRETE BY GRANULAR ELEMENT METHOD

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ダム湖岸の緑化や湖沼の浄化を図るために,内外で緑化コンクリートの開発・普及が推進されている。本報告は,緑化コンクリートに用いる透水性コンクリートの配合を,配合設計の段階で推定する手法の目的として実施したものである。結果を要約すると,次の通りである。(1)骨材を粒状体モデルによって置き換えたポーラスコンクリートをモデル化し,計算幾何学において重要な情報処理の役割を果たすVoronoi多角形を用いて,間■の不均一な分布を表す管路網モデルを構築した。(2)単一の粒度を持つ骨材を用いた3つの透水性コンクリートの試験体の対して構築した管路網モデルにより,数倍程度の精度で実測値を模擬できることを確認した。(3)電気回路網理論との類似性を利用して構築した管路網の浸透流解析を実施した結果,本提案手法が妥当であることを確認した。

概要 (英文)

TECNIQUES ARE BEING DEVELOPED TO MAKE POROUSCONCRETE FOR PLANTING TREES ON THE SLOPES OF DAM RESERVOIRS AS WELL ASFOR PURIFYING WATER IN CONTAMINATED LAKES AND MARSHES. THE IMPORTANT FEATURES OF POROUS CONCRETE IS PERMEABILITY. THIS STUDY ESTIMATED THE PERMEABILITY OF POROUS CONCRETE USING BOTH A COMPUTATIONAL GEOMETRY MODELAND THE GRANULAR ELEMENT METHOD.THE RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1) A PIPENETWORK OF POROUS CONCRETE FOR FLOWING WATER CONSTRUCTED BY MODELING POROUS CONCRETE WITH GRANULAR ELEMENTS AND BY USING A COMPUTATIONAL GEOMETRY METHOD. (2) PIPE NETWORK MODELS WERE CONSTRUCTED

報告書年度

1996

発行年月

1996/10/01

報告者

担当氏名所属

松井 淳

我孫子研究所構造部建設材料グループ

キーワード

和文英文
透水性コンクリート POROUS CONCRETE
透水係数 PERMEABILITY COEFFICIENT
粒状要素法 GRANULAR ELEMENT METHOD
計算幾何学 COMPUTATIONAL GEOMETRY
浸透流解析 PERCOLATION ANALYSIS
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