電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U96038

タイトル(和文)

海風効果を考慮した都市配置による熱環境改善効果の検討

タイトル(英文)

EVALUATION OF IMPROVEMENT OF URBAN THERMAL ENVIRONMENT BY PLANNING CITIES TO USE COOLING EFFECT OF SEA BREEZE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

当所では全所的な「ネットワーク都市研究会」を設置し,様々な都市機能を分担する小規模都市をネットワーク化した新しい都市構想を構築した。現在の都市では,ヒートアイランド現象に伴う高温化や乾燥化が顕在化しており,熱環境の視点から将来の都市設計を検討することが重要である。そこで,効果的な熱環境改善策として,「海風の効果を活用できる都市配置」と「都市内への緑化・省エネ技術の導入」に着目し,1kmの水平分解能で気温・比湿・風速等を三次元的に計算するヒートアイランド予測数値モデルを用いて,夏季におけるこれらの導入効果を予測した。その結果,上記の改善策を導入することによる時間帯毎の気温低下量や大気中の水蒸気の増加量を把握するとともに,都市内における改善効果の場所的な相違が明らかになった。

概要 (英文)

PRESERVING THE GLOBAL ENVIRONMENT BY RESTRICTING ENERGY AND RESOURCE USAGE,REQUIRES EXAMINATION OF A NEW CONCEPT FOR CITIES IN THE 21ST CENTURY. THE CRIEPI NETWORK CITY TEAM ANALYZED A NEW CITY MODEL FROM VARIOUS STANDPOINTS. ONE STAND POINT IS AN IMPROVED URBAN THERMAL ENVIRONMENT TO OFFSET PEAK ENERGY DEMAND ON SUMMER DAYS. TWO COUNTERMEASURES ARE PROPOSED: (1)PLANNING THE CITY TO MAKE THE MOSTOF SEA BREEZES,AND (2)PLANTING GREENERY AND CONSERVING ENERGY. WE ESTIMATED THE EFFECTS OF THESE COUNTERMEASURES ON A TYPICAL SUMMER DAY BY 3-D NUMERICAL HEAT-ISLAND SIMULATION TO CALCULATE THE DISTRIBUTION OF WIND VELOCITY,AIR TEMPERATURE,AND HUMIDITY.

報告書年度

1996

発行年月

1997/03/01

報告者

担当氏名所属

田村 英寿

我孫子研究所環境科学部

丸山 康樹

我孫子研究所環境科学部

キーワード

和文英文
分散型都市 DISTRIBUTED CITY
海風 SEA BREEZE
都市緑化 URBAN GREENING
省エネルギー ENERGY SAVING
数値シミュレーション NUMERICAL SIMULATION
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