電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U97052

タイトル(和文)

溶存希ガスを用いた地下水年代測定法の開発-溶存希ガス地下水調査法の体系化-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF GROUNDWATER DATING METHOD USING DISSOLVED NOBLE GASES -SYSTEMATIC USAGE OF DISSOLVED NOBLE GASES IN GROUNDWATER SURVEY-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

放射性廃棄物等の処分のためのサイト選定に係る特性評価においては,地下水の動きが出来るだけ遅くかつ地下水環境が過去から将来に亘って長期的に安定していることをデータでもって示していかなければならない。そのためには,評価の基本となる時間軸の正確な設定と水理地質及び地下水形成に関する情報の収集が,必要となる。このために,電中研では,溶存希ガスを天然の広域地下水トレサーとして活用し,地下水の滞留時間,地下水の起源,地下水の流動区分を可能とする手法を開発し,現場において手法の有効性を確認した。溶存希ガスデータは,古環境についても情報を与える可能性も高く,今後地下水調査の分野においてその活用の場は,更に広がるものと期待される。そのためには,一層の分析精度の向上が要求される。

概要 (英文)

SITE CHARACTERIZATION FOR DISPOSAL OF RADIOACTIVE WASTE AND OTHER INDUSTRIAL WASTES REQUIRES VERIFICATION THAT THE GROUNDWATER MOVEMENT IS TOO SLOW TO DETECT, AND THAT THE GROUNDWATER ENVIRONMENT HAS BEEN STABLE FOR A LONG TIME AND WILL NOT CHANGED IN THE DISTANT FUTURE. WE HAVE DEVELOPED METHODS FOR SURVEYING GROUNDWATER TO DATE THE WATER, TO REVEAL ITS ORIGIN, AND TO IDENTIFY GROUNDWATER FLOW, USING DISSOLVED NOBLE GASES AS NATURAL TRACERS. THESE METHODS WERE VERIFIED BY IN-SITU APPLICATION. FURTHERMORE, DATA ON DISSOLVED GASES COULDPROVIDE MUCH VALUABLE INFORMATION ON PALAEOHYDROLOGY, IF PRECISE MEASUREMENT OF DISSOLVED NOBLE GASES CAN BE ACHIEVED IN THE FUTURE.

報告書年度

1997

発行年月

1998/01

報告者

担当氏名所属

馬原 保典

我孫子研究所バックエンドプロジェクト天然バリアチーム

キーワード

和文英文
地層処分 GEOLOGICAL DISPOSAL
溶存希ガス DISSOLVED NOBLE GASES
地下水年代 GROUNDWATER DATING
ヘリウム同位体 HELIUM ISOTOPES
質量分析 MASS SPECTROMETRY
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