電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U98044

タイトル(和文)

敦賀発電所2号機放水口発砲対策工の水理的検討

タイトル(英文)

Investigation of preventing foam works in Turuga nuclear power No.2 outlet by hydraulic model test

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

日本原子力発電株式会社の敦賀発電所2号機では,昭和62年の運転開始以来,放水口からの泡の発生問題を生じていた。これに対処するために,放水口沖合に泡拡散防止幕を設置する等の対策を講じてきたが,恒久対策には至っていなかった。そこで,平成6年度より既設放水口の泡を生じない構造に改良するために,数値シミュレ-ションや水理模型実験等の検討を重ねてきた。その結果,放水口の恒久発泡対策工として,越流堰部水中放流函方式が有望と判断された。当所では,発泡対策工として絞りこまれた水中放流函3案に対して,準三次元の水理模型実験を実施し,泡の発生を抑制し,かつ,放水路系の運転に支障がない水中放流函構造を選定した。日本原子力発電株式会社では,平成9年4月から6月に既設の越流堰を撤去して,選定した水中放流函を施工し,その後の調査により,夏季の静穏時や冬期の高波浪時でも泡が発生しないことを確認している。

概要 (英文)


報告書年度

1998

発行年月

1999/05

報告者

担当氏名所属

長谷川 寛

我孫子研究所水理部

栗田 道信

日本原子力発電(株) 開発計画本部 土木建築部

キーワード

和文英文
放水口 outlet
発砲対策 preventing foam works
損失係数 head loss coefficient
消波堤 wave absorbing breakwater
水理実験 hydraulic model test
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