電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W87045

タイトル(和文)

石炭ガス化用乾式脱硫剤の長期信頼性-残留硫黄による影響評価(その2)

タイトル(英文)

LONG-TERM RELIABITY OF DESULFURIZATION SORBENT FOR HOT COAD GAS DESULFURIZATION -RESIDUAL SULFUR INFLUENCE-PART2

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ハニカム固定床乾式脱硫方式で用いる酸化鉄系脱硫剤の再生時に残留する硫黄分と脱硫時の硫化水素吸収容量の関係を調べた。その結果,次のことが明らかとなった。1.再生時に残留する硫黄分は,石炭ガス化ガスに還元されて硫化鉄として残留し,脱硫剤中の硫化水素を吸収する鉄量を減らすことにより硫化水素吸収容量を減少させることが推定された。2.再生時に残留する硫留する硫黄分は,脱硫/再生繰り返し回数が増加するに従って一定化する。3.硫化水素吸収容量は,繰り返し初期において減少するが,繰り返し回数が増加するに従って一定化し,安定した硫化水素吸収容量を維持できる。4.繰り返し初期における硫化水素吸収容量の低下は,残留硫黄分による影響ではなく,他因子によるものであることが示唆された。

概要 (英文)

HIGH-TEMPERATURE DESULFURIZATION IS NECESSARY FOR HIGH THEOMAL EFFICIENCY IGCC POWER GENERATION SYSTEMS. A FIXED-BED IRON-OXIDE DESULFURIZATION PROCESS IS BEING RESEARCHED AND DEVELOPED AT YOKOSUKA RESEARCH LABORATORY. THE IRON-OXIDE SORBENT IN THIS PROCESSIS USED REPEATEDLY. DURING THE DESULFURIZATION STEP,IRON OXIDE IS CONVERTED TO IRON SULFIDE. DURING THE REGENERATION STEP,IRON SULFIDE IS CHARGED BACK TO IRON OXIDE BY THE OXIDIZING GAS(O2-SO2-N2). HOWEVER,SOME OF IRON SULFIDE IS CONVERTED TO IRON SULFIDE AND THE SULFUR REMAINS IN THE SORBENT. THIS SULFUR LEADS DECREASES THE H2S ABSORBENT-CAPACITY OF THE SORBENT. IN A PREVIOUS REPORT,WE INVESTIGATED THE RELATIONSHIP BETWEEN THE RESIDUAL SULFUR AND THE REGENERATION CONDITIONS AT ATMOSPHERIC PRESSURE.

報告書年度

1987

発行年月

1988/07/01

報告者

担当氏名所属

白井 裕三

横須賀研究所エネルギー部石炭ガス化研究室

小林 誠

横須賀研究所エネルギー部石炭ガス化研究室

中山 稔夫

横須賀研究所エネルギー部石炭ガス化研究室

秋吉 久士

横須賀研究所エネルギー部石炭ガス化研究室

田中 隆

横須賀研究所エネルギー部石炭ガス化研究室

キーワード

和文英文
石炭ガス化複合発電 IGCC POWER GENERATION
乾式クリーンアップ HOT-GAS CLEAN-UP
脱硫 DESULFURIZATION
酸化鉄 IRON OXIDE
硫化水素 HYDROGEN SULFIDE
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