電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W89039

タイトル(和文)

ヒートパイプを用いた小形地中変圧器およびその設置方式の開発

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF COMPACT UNDERGROUND TRANSFORMER BY USING HEATPIPE AND REDUCTION OF THE INSTALLATION HANDHOLE SIZE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

地中配電線の建設コスト低減の一方策として,ヒートパイプを用いた小型地中変圧器およびこれを設置する小型ハンドホールを開発した。主な成果は次のとおりである。・歩道下へ適用可能な直径45cm,高さ170cmの30+70kVA小型地中変圧器を開発し,この変圧器が良好な電気性能を有することを検証した。・小型ハンドホールに収納可能な地中変圧器設置方式を開発した。この施工は建柱車と75cmφアースオーガによって容易に建築できることを示した。また,作業性試験からハンドホールの容積は2■程度でよく,従来の1/4~1/5に縮小できることを示した。・小型地中変圧器設置方式の温度上昇実験を行い,実測値とよく一致する簡易な計算式を導出した。

概要 (英文)

CONSTRUCTION COST-SAVING AND EQUIPMENT SIZE REDUCTION ARE STRONGLY DESIRED FOR UNDERGROUND DISTRIBUTION SYSTEMS BECAUSE THEIR CONSTRUCTION COST IS TEN TIMES MORE EXPENSIVE THAN THAT OF OVERHEAD DISTRIBUTION SYSTEMS. WE HAVE STUDIED SIZE REDUCTION TECHNIQUS FOR UNDERGROUND TRANSFORMERS USING HEAT-PIPES AND HAVE ALSO STUDIED SIZE REDUCTION OF THE HAND-HOLE IN WHICH THE TRANSFORMER IS INSTALLED. WE HAVE DEVELOPED A COMPACT UNDERGROUND TRANSFORMER WITH HEAT-PIPE AND A FAIRLY SMALL HAND-HOLE THAT CAN BE INSTALLED UNDER THE PAVEMENT. WE EXAMINED THE TRANSFORMER PARFORMANCE AND WORKABILITY OF THE COMPACT HAND-HOLE INSTALLATION METHOD. THE RESULTS ARE SUMMARIZED AS FOLLOWS: (1)THE COMPACT 30+70KVA UNDERGROUND TRANSFORMER IS 45 CM IN DIAMETER AND 170 CMIN HEIGHT AND SHOWS GOOD ELECTRIC PERFORMANCE. THE TOTAL WATT LOSS OF THE TRANSFORMER

報告書年度

1989

発行年月

1990/06/01

報告者

担当氏名所属

伊藤 哲夫

横須賀研究所電力部新地中化研究室

今城 尚久

横須賀研究所電力部新地中化研究室

千野 孝

横須賀研究所電力部大電流研究室

沢辺 公秀

九州電力株式会社

鈴木 貞雄

横須賀研究所電力部新地中化研究室

キーワード

和文英文
地中配電 UNDERGROUND DISTRIBUTION
地中変圧器 UNDERGROUND TRANSFORMER
ヒートパイプ HEATPIPE
熱放散 TEMPERATURE RISE
温度上昇
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