電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W90016

タイトル(和文)

太陽エネルギーの新しい利用方法の可能性

タイトル(英文)

NEW METHODS FOR USING SOLAR ENERGY

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

太陽エネルギーの利用方法の動向を調査し,新たな利用システムの可能性を追求した。その結果,太陽光を集光したうえで熱エネルギーとして用いることは,太陽光線の希薄さから,それ程多くは望めない。しかし,太陽光エネルギーは熱エネルギーと比較して,量子レベルでは2桁程度高い。それゆえ,この特徴を活かして直接利用することが妥当である。最近では,太陽光を熱に変換することなく,太陽光発電や生物成長に利用し,発電用としたり,CO2を吸収させたりする研究に力点が置かれている。今後,太陽光線を集密化して定常的なループを形成させレーザ化したり,それをエネルギー源としてレーザー発振すれば,レーザー熱加工システムなどとして構成することができる。さらに,充分強力なレーザー発振が可能となれば,新しい発電システムへの適用等自然エネルギー利用拡大への寄与が期待できる。

概要 (英文)

THIS PAPER DESCRIBES THE LATEST TRENDS IN USE OF SOLAR ENERGY IN JAPAN. SOLAR ENERGY HAS A RATHER LOW ENERGY DENSITY AND THEREFORE IT MAY BE INEFFECTIVE TO CONVERT IT TO THERMAL ENERGY. HOWEVER,SOLAR ENERGY CONSISTS OF LIGHT QUANTA WITH ENERGY LEVELS OF SOME TEN TIMES HIGHER THAN THERMAL ENERGY QUANTA. RECENT RESEARCH EMPHANSIES DIRECT USE OF LIGHT ENERGY WITHOUT CONVERSION TO THERMAL ENERGY. DIRECT USE INCLUDES PHOTOVOLTANIC CELLS AND ACCELERATED GROWTH OF PLANTS AND MARINE CREATURES FOR POWER-PLANT FUEL OR CO2 ABSORBERS. A NEW CONTINUOUS SUNLIGHT LOOP SYSTEM FOR UTILIZING SOLAR ENERGY IS PROPOSED. THIS SYSTEM COULD SUPPLY LIGHT QUANTA TO HIGH-POWER LASER SYSTEMS BY CONDENSING THE SUNLIGHT WITHOUT ENERGY CONVERSION. HIGH-POWER LASER SYSTEMS ARE AN IMPORTANT FUTURE TECHNOLOGY WITH MANY APPLICATIONS SUCH AS LASER MANUFACTURING.

報告書年度

1990

発行年月

1991/02/01

報告者

担当氏名所属

北見 恒雄

横須賀研究所エネルギー部

岡本 達希

横須賀研究所電力部新地中化研究室

森塚 秀人

横須賀研究所エネルギー部複合発電研究室

齋川 路之

横須賀研究所エネルギー部複合発電研究室

キーワード

和文英文
太陽エネルギー SOLAR ENERGY
レーザー LASER
エネルギー変換 ENERGY CONVERSION
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