電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W91019

タイトル(和文)

都市型コンパクト送電線の開発(その3)-66kV用高分子複合碍子の開発-

タイトル(英文)

Development of Compact Transmission Lines(Part3)-Development of Polymer Composite Insulators for 66kv Lines-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

66kvコンパクト送電線に適用する高分子複合碍子の開発にあたり、カバー材に最適な材料を選定するため、ゴム系候補材料(シリコーンゴム、EVA、EPDM)についてRWDT法による人工加速劣化試験を行った。主な結果は以下の通りである。(1)5000時間の試験では、EVA,EPDMに著しい侵食の発生が見られた。(2)表面漏れ電流の電気量あたりの重量損失は、シリコーンゴムが最も小さかった。(3)シリコーンゴムについて、臨海課電暴露試験との比較から、5000時間の人工加速劣化試験での電気量は、実使用の25年以上に相当すると推定される。以上の結果から、カバー材としてはシリコーンゴムが適当であると判断され、それを用いた相間スペーサ、絶縁アームを試作した。

概要 (英文)

To develop the polymer composite insulators for the compact transmission lines in 66KV class,it is necessary to detect the most suitable materials for their housings.Some artifical aging tests,according to the RWDT method,are given with various insulating rubber materials as Silicone,EVA and EPDM.The main results are summarized as follows;(1)After the long term tests for 5,000hours,heavy erosion appeared on the surface of EVA and EPDM.(2)The amount of weight loss on cumulative charge of the leakage current of Silicone is less than those of others.(3)Compering with the exposure test,about Silicone,the cumulative charge of the RWDT for 5,000hours equals that of field using for more 25years.Therefore,it is detected that Silicone is the most suitable materials for housings.We made some prototypes of line spacers and line-post insulators.

報告書年度

1991

発行年月

1992/02/27

報告者

担当氏名所属

本間 宏也

横須賀研究所電力部新素材研究室

高橋 毅

横須賀研究所電力部新素材研究室

谷口 毅

横須賀研究所電力部新素材研究室

門 裕之

横須賀研究所電力部新素材研究室

泉 邦和

横須賀研究所電力部新素材研究室

キーワード

和文英文
架空送電線 Overhead Transmission Line
高分子絶縁 Polymeric Insulation
相間スペーサ Line Spacer
ラインポスト碍子 Line-post Insulator
加速劣化試験 Accelerat
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