電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W92011

タイトル(和文)

高温超電導体を構成する基本結晶構造の解明とそれを用いた新材料の合成法の開発(2-2-3型高温超電導体および関連物質の合成と物性)

タイトル(英文)

BASIC CRYSTAL STRUCTURES OF COMPOSITE HIGH-TC SUPERCONDUCTORS AND DEVELOPMENT OF COMPOSITE RULES FOR NEW MATERIALS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は,高温超電導体の超電導発現機構を解明するため,2-2-3型超電導体のCuO2面のキャリア濃度と超電導特性の関係を検討したものである。また,新しい高温超電導体を開発するため,一連の高温超電導体の結晶構造の分類を行ったものである。高温超電導体において,CuO2面のキャリア濃度は臨界温度に影響すると考えられているが,2-2-3型超電体でキャリア濃度以外で臨界温度が大きく変化する要因を発見した。また,高温超電導体の結晶構造は,基本的な構造が積み重った形で表せられることを明らかにし,これらの基本構造の結合法則を見い出し,新しい高温超電導体を合成するための指針を得た。これらの知見にもとづいて,新しい結晶構造を有する高温超電導体関連物質の合成に成功した。

概要 (英文)

THIS REPORT DEALS WITH THE EFFECTS OF CARRIER DENSITY IN THE CUO2 PLANE ON THE SUPERCONDUCTING PROPERTIES IN 223-TYPE COMPOUNDS AND THE CRYSTAL STRUCTURE OF HIGH-TC SUPERCONDUCTORS. THE SUPERCONDUCTING TRANSITION TEMPERATURE IN THESE COMPOUNDS IS GENERALLY HIGHER WITH INCREASING CARRIER DENSITY LIKE 123-TYPE SUPERCONDUCTORS,BUT ANNIHILATION OF SUPERCONDUCTIVITY BY SUBSTITUTION OF RARE EARTH ELEMENTS CANNOT BE EXPLAINED VUST IN TERMS OF THE CHANGE IN THE CARRIER DENSITY. THE CRYSTAL STRUCTURE OF HIGH-TC SUPERCONDUCTORS CONSISTS BASIC CRYSTAL STRUCTURE LIKE PEROVSKITE,ROCK-SALT AND FLUORITE STRUCTURES.COMPOSITE RULES WERE DEVELOPED BASED AN ON THESE BASIC CRYSTAL STRUCTURES.

報告書年度

1992

発行年月

1992/12/01

報告者

担当氏名所属

一瀬 中

横須賀研究所電力部新地中化研究室

キーワード

和文英文
高温超電導体 HIGH-TC SUPERCONDUCTOR
キャリア濃度 CARRIER DENSITY
構造解析 STRUCTURAL ANALYSIS
蛍石構造 FLUORITE STRUCTURE
2-2-3物質 2-2-3 MATERIAL
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