電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W92035

タイトル(和文)

石炭ガス化複合発電用固定床脱硫システムの評価-脱硫/再生繰り返し試験による運転条件の検討-

タイトル(英文)

EVALUATION OF FIXED-BED DESULFURIZATION SYSTEM FOR IGCC SYSTEM -OPERATING CONDITIONS FROM DESULFURIZATION/REGENERATION CYCLE TEST-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

石炭ガス中の硫黄化合物を高温で100ppm以下まで除去する固定床脱硫システムの開発を進めている。このシステムでは,還元・脱硫・再生を繰り返すことにより酸化鉄系ハニカム脱硫剤を長期間使用する。本検討では,脱硫/再生繰り返し時の脱硫剤性能を評価し,運転可能温度条件を明らかにした。1.還元・脱硫温度450~350度,再生温度450~300度の温度条件で脱硫剤を長期使用できる運転が可能であることが明らかになった。2.運転上のトラブルで再生温度が下がり,硫黄分吸収容量が低下した場合,運転可能温度で還元,再生を繰り返し,硫黄分を放出させることにより硫黄分吸収容量は回復する。

概要 (英文)

WE HAVE BEEN DEVELOPING A FIXED-BED DESULFURIZATION SYSTEM TO REMOVE SULFUR COMPOUNDS IN BLOWN COAL GAS AT 100 PPM.THIS SYSTEM USES THE SORBENT OVER A LONG PERIOD BY REGENERATION. WE EVALUATED THE LONG-TERM SORBENT PERFORMANCE BY DESULFURIZATION/REGENERATION CYCLE TESTS,AND FOUND THE OPERATING TEMPERATURE RANGE. (1)WE CAN OPERATE THE SYSTEM WITH THE COAL GAS AT 450 350 DEGREEAND THE REGENERATIONGAS AT 450 300 DEGREE. (2)WHEN LOWER SORBENT PERFORMANCE IS CAUSED BY LOWER REGENERATION TEMPERATURE AT SYSTEM FAULTS,THE SORBENT PERFORMANCECAN BE RECOVERED BY RELEASING THE RESIDUAL SULFUR USING SEVERAL REDUCTION/REGENERATION CYCLES.

報告書年度

1992

発行年月

1993/06/01

報告者

担当氏名所属

白井 裕三

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

中山 稔夫

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

小林 誠

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

キーワード

和文英文
脱硫 DESULFURIZATION
石炭ガス COAL GAS
固定床 FIXED BED
酸化鉄 IRON OXIDE
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry