電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W92047

タイトル(和文)

石炭ガス化スラグのコンクリート材料への適用性評価-その1セメント用混合材としての検討-

タイトル(英文)

EVALUATION OF COAL GASIFICATION SLAG AS CEMENT MATERIAL -PART I USE AS CEMENT ADMIXTURE-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

500MW級石炭ガス化複合発電プラントからは,年間6~11万トンの量のガラス状スラグが排出されると予想される。この石炭ガス化スラグの有効利用法確立のため,JIS規格に則した圧縮強度・水和反応試験等を行い,スラグを混和したモルタルの物理特性,化学特性を明らかにした。成果の概要を以下に示す。(1)石炭ガス化スラグおよびそれを混合したセメントは,フライアッシュ規格,フライアッシュセメント規格に全て適合することを確認した。(2)フラックス添加ガス化スラグを混入したモルタルは,無添加ガス化スラグを用いたモルタルに比べ,初期(3日)の強度が大きいことが分かった。(3)石炭ガス化スラグを混合材としたセメントは,フライアッシュセメントより水和の開始時期が早く,そのため,凝結時間が短くなることが分かった。

概要 (英文)

A 500 MW-CLASS CGCC POWER PLANT PRODUCES 230TO 390 TON/DAY OF GASSY SLAG. TO USE THIS SLAG EFFECTIVELY, WE EXAMINED THE COMPRESSIVE STRENGTH AND HYDRATION,ETC.,OF CEMENT MIXED WITH SLAGAS AN ADMIXTURE IN CONFORMITY TO JIS. THE RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1) GLASSY SLAG MIXED WITH CEMENT MEETS JIS FLYASH STANDARDS. (2) THE 3-DAYSTRENGTH OF CEMENT MIXED WITH SLAG PLUS FLUX IS LARGER THAN THAT OF CEMENT MIXED WITH SLAG AND NO FLUX. (3) HYDRATION OF CEMENT MIXED WITH SLAG STARTS EARLIER THAN THAT OF CEMENT MIXED WITH FLYASH AND THE SETTINGTIME IS SHORTER.

報告書年度

1992

発行年月

1993/12/01

報告者

担当氏名所属

市川 和芳

横須賀研究所エネルギー部複合発電研究室

犬丸 淳

横須賀研究所エネルギー部複合発電研究室

芦澤 正美

横須賀研究所エネルギー部複合発電研究室

キーワード

和文英文
石炭ガス化スラグ COAL GASIFICATION SLAG ASH
セメント材料 CEMENT MATERIAL
混和材 ADMIXTURE
二段噴流床ガス化炉 TWO-STAGE ENTRAINED FLOW GASIFIER
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry