電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W93007

タイトル(和文)

石炭ガス化燃料中のアンモニア除去に関する研究 第4報 石炭ガス化燃料中の可燃性成分がアンモニア分解特性に及ぼす影響

タイトル(英文)

Study of Ammonia Removal from Coal Gasified Fuel 4th Report,Effect of Combustible Components on Ammonia Decomposition

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

NH3とNOの分解反応特性に及ぼす、石炭ガス化燃料中のCOとH2の影響について、管型気相反応器を用いた実験と反応速度論による数値解析により明らかにした。この結果、以下のことが明らかになった。(1)NH3の分解反応は、H2濃度にのみに依存し、COによる影響は受けない。すなわち、NH3の分解率はH2濃度の増加にともない指数関数的に減少する。また、(2)NO分解反応についてもH2濃度の影響が支配的であり、NO分解率はH2濃度の増加にともない指数関数的に減少する。以上のように、H2濃度が低いほどNH3とNOの分解率は高く、このような観点から言えば、本方式は、流動床ガス化燃料よりもH2濃度が高い噴流床ガス化燃料に対してより有効である。

概要 (英文)

With regard to the influence of CO and H2 in the coal gasified fuel on the reaction properties of reduction of NH3 and NO,we defined by the experiments using the tubular flow reactor and numerical analysys based on reaction kinetics.Main results are shown below:(1)NH3 decomposition ratio depends only on the concentration of H2.There is no influence by CO,that is,NH3 decomposition ratio decreases exponentially with increasing the concentration of H2.(2)NO decomposition ratio decreases with increasing the concentration of H2.Considering the above mentioned results,the higher the concentration of H2 is,the more the reduction ratios of NH3 and NO increases.In view of these properties,this method has the advantage of fluidized bed gasified fuel for entrained bed gasified fuel with high concentration of H2.

報告書年度

1993

発行年月

1993/12/27

報告者

担当氏名所属

長谷川 武治

横須賀研究所発電システム部燃焼グループ

佐藤 幹夫

横須賀研究所発電システム部燃焼グループ

中田 俊彦

横須賀研究所発電システム部燃焼グループ

キーワード

和文英文
石炭ガス化 Coal Gasification
窒素酸化物 Nitrogen Oxides
アンモニア分解 Ammonia Decomposition
動力学 Kinetics
燃焼生成物 Combustion
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