電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W93032

タイトル(和文)

石炭ガス化複合発電用1500度級ガスタービン燃焼器の開発(第4報)-1500度級燃焼器の低NOx燃焼技術-

タイトル(英文)

DEVELOPEMENT OF 1500DEGREE-CLASS GAS TURBINECOMBUSTOR FOR IGCC,4TH REPORT -LOW NOX COMBUSTION TECHNOLOGY OF 1500DEGREE-CLASS COMBUSTOR-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

石炭ガス化用1500℃級燃焼器において,NOx排出濃度の低減に着目して,2次燃焼域への2次空気の混合が緩慢とするように燃焼器を改良し,大気圧燃焼試験により,その性能を評価した。その結果以下のことが明らかとなった。(1)燃料中アンモニアのNOxへの転換率は燃焼器出口ガス温度が1500℃となる定格条件(NH3濃度1000ppm,CH4濃度:1%)において,34%(O216%換算でのNOx濃度54ppm)を得た。これは,アンモニア分解に伴い,NHiなどの中間生成物からNOxへの反応が抑制されたためであり,改良前の燃焼器に比べ,約4%低減を図ることができた。(2)NOx低減化を主眼とした空気配分設計としたため,CO排出濃度は定格条件下で約2000ppm(燃焼効率として98.7%)と高く,燃えにくいCOの排出濃度の低減化が今後の検討課題である。

概要 (英文)

A 1500 -CLASS GAS TURBINE COMBUSTOR FOR IGCCSYSTEMS WAS DESIGNED TO INCREASE THE THERMAL EFFICIENCY OF POWER GENERATION SYSTEMS. TO REDUCE NOX EMISSION,THIS COMBUSTOR WAS IMPROVED BY WEAKENING THE MIXING FLOW OF THE SECONDARY AIR. THE COMBUSTOR WAS TESTED AND EVALUATED OF ATMOSPHERIC PRESSURE. THE RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)THE AMMONIA CONVERSION TO NOX WAS 34% UNDER FULL-LOAD CONDITIONS (AMMONIA CONCENTRATION 1000 PPM, METHANE CONCENTRATION 1.0%) WHICH IS A DECREASE FROM THE PREVIOUS COMBUSTOR. THE REACTION FROM THE AMMONIA INTERMEDIATE TO NOX IN THE SECONDARY COMBUSTION REGION IS SUPPRESSED BY THE WEAKED MIXING FLOW OF THE SECONDARY AIR. (2)CO EMISSION WAS ABOUT 2000 PPM (CONBUSTION EFFICIENCY 98.7%) UNDER FULL-LOAD CONDITIONS.

報告書年度

1993

発行年月

1994/06/01

報告者

担当氏名所属

二宮 徹

横須賀研究所発電システム部燃焼グループ

長谷川 武治

横須賀研究所発電システム部燃焼グループ

佐藤 幹夫

横須賀研究所発電システム部燃焼グループ

キーワード

和文英文
石炭ガス化複合発電 COAL GASIFICATION COMBINED CYCLE
ガスタービン燃焼器 GAS TURBINE COMBUSTOR
低カロリー燃料 LOW-BTU GAS
NOx NOX
リッチリーン燃焼 RICH-LEAN COMBUSTION
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