電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W94018

タイトル(和文)

低レベル放射性廃棄物のプラズマ溶融技術の開発(その4)-C/Fエレメント,ステンレス,アルミニウムのプラズマ溶融特性-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF PLASMA MELTING TECHNOLOGY FORTREATING LOW-LEVEL RADIOACTIVE WASTE (PART4) -PLASMA MELTING TESTS OF C/F ELEMENT STAINLESS STEEL AND ALUMINUM-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

低レベル放射性雑固体廃棄物の中で,空気中で溶融処理しにくい廃棄物であるセラミックフィルタ(C/F)エレメント,ステンレス,アルミニウムのプラズマ溶融実験を実施し,それぞれ個々の溶融特性を明らかにした。(1)C/Fエレメントは,十分な酸素雰囲気中で溶融することにより,金属層にSi,スラグ層にSiO2として溶融できることを明らかにした。(2)ステンレスを溶融する時に生成される融点が高い酸化クロムを生成させないために,ステンレスの重量に対して10%以上のアルミニウムを酸化クロムの還元剤として添加することにより.ステンレスを溶融できることを明らかにした。(3)アルミニウムを溶融した時に生成されるアルミナは,融点降下剤のCaOをアルミナの重量に対し0.3から1.5倍添加することにより溶融でき,また,融点降下剤として雑固体廃棄物であるシリカボードも使用できることを明らかにした。

概要 (英文)

CERAMIC FILTER(C/F)ELEMENTS,STAINLESS STEEL AND ALUMINUM ARE LOW-LEVEL RADIOACTIVE WASTES THAT ARE DIFFICULT TO TREAT IN AIR. PLASMA MELTING TESTS OF NON-RADIOACTIVE SAMPLES OF THE RESPECTIVE MATERIALS WERE CONDUCTED TO INVESTIGATE THEIR MELTING PROPERTIES.(1)MOST C/F ELEMENTS DECOMPOSED AND MELTED INTO A METALLIC LAYER OF SIAND A SLAG LAYER OF SIO2 WITH A SUFFICIENTLY HIGH OXYGEN CONCENTRATIONIN THE FURNACE. (2)COMPLETE MELTING OF STAINELESS STEEL COULD BE ACHIEVED BY ADDING ABOUT 10% AL BASED ON THE WEIGHT OF STAINLESS STEEL TO DECOMPOSE THE CHROMIUM OXIDE GENERATED WHEN STAINLRSS STEEL MELTS IN AIR.(3)COMPLETE MELTING OF ALUMINUM COULD BE ACHIEVED BY ADDING CAO AT 0.3TO 1.5 TIMES THE WEIGHT OF ALUMINA GENERATED WHEN ALUMINUM MELTS. ALSOSILICA BOARDS COULD BE USED AS AN ADDITIVE TO LOWER THE MELTING POINT OF ALUMINA SLAG.

報告書年度

1994

発行年月

1995/06/01

報告者

担当氏名所属

安井 晋示

横須賀研究所電力部アークプラズマグループ

天川 正士

横須賀研究所電力部アークプラズマグループ

足立 和郎

横須賀研究所電力部アークプラズマグループ

キーワード

和文英文
低レベル放射性廃棄物 LOW-LEVEL RADIOACTIVE WASTE
放射性雑固体廃棄物 MISCELLANEOUS SOLID WASTE
廃棄物処理 WASTE TREATMENT
プラズマ加熱 PLASMA HEATING
原子力発電 NUCLEAR POWER GENERATION
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry