電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W94019

タイトル(和文)

微粉炭用内部セパレート型ワイドレンジバーナの開発-事業用ボイラにおける実証試験-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF NEW WIDE-RANGE BURNER -DEMONSTRATION TEST AT UTILITY BOILER

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

供給安定性に優れた石炭を燃料とする微粉炭火力は,今後石油代替火力としてミドルロード運用を期待されている。そこで,四国電力(株),(財)電力中央研究所,石川島播磨重工業(株)の三者は,従来の微粉炭バーナ並のコンパクトな構造で,石油バーナと同等の低負荷まで安定燃焼が可能な内部セパレート型ワイドレンジバーナの実証試験を,四国電力(株)西条発電所2号ボイラで実施し,以下の成果を得た。1.従来型バーナの一部はミル負荷40%で燃焼が不安定になったが,ワイドレンジバーナはミル負荷20%まで安定に石炭専焼可能であった。また,低負荷時に使用するバーナ8本のうち4本をワイドレンジバーナに交換することによって,出力50MW(20%)まで石炭専焼運転が可能となった。2.約4000時間使用後の解放点検では,バーナ内部の摩耗や微粉炭の付着・堆積状況は軽微であり,リング駆動等に支障は認められなかった。

概要 (英文)

THE PULVERIZED-COAL-FIRED POWER STATION IS APROMISING SUBSTITUTE FOR THE OIL-FIRED POWER STATION,BECAUSE OF THE STABILITY OF COAL RESOURCES. HOWEVER,IT MUST OPERATE CYCLICALLY LIKE OIL-FIRED POWER STATIONS. TO MEET THIS REQUIREMENT,CRIEPI,SHIKOKU ELECTRIC POWER CO.,LTD. (SEPCO),ISHIKAWAJIMA-HARIMA HEAVY INDUSTRIES (IHI) JOINTLY CONDUCTED A DEMONSTRATION TEST OF A NEW WIDE-RANGE PULVERIZED-COAL BURNER (WRB) DEVELOPED BY CRIEPI AND IHI,AT SAIJYO POWER STATION NO.2 BOILER OF SEPCO. THE WRB MAINTAINED STABLE COMBUSTION AT 20% OF THE RATEDMILL LOAD,AT THOUGH THE MINIMUM LOAD OF THE CONVENTIONAL BURNER IS 40%. INSTALLATION OF THE WRB REDUCED THE COAL-FIRING MINIMUM LOAD UNIT TO 20% OF RATED OUTPUT.

報告書年度

1994

発行年月

1995/06/01

報告者

担当氏名所属

沖 裕壮

横須賀研究所発電システム部燃焼グループ

小谷田 一男

横須賀研究所発電システム部燃焼グループ

安部 新一

四国電力株式会社

小笠原 一

四国電力株式会社

桧垣 和司

四国電力株式会社

氣駕尚志

石川島播磨重工業(株)(IHI)

高野 伸一

石川島播磨重工業(株)(IHI)

キーワード

和文英文
微粉炭燃焼 PULVERIZED COAL COMBUSTION
微粉炭バーナ PULVERIZED COAL BURNER
中間負荷運用 MIDDLE LOAD OPERATION
事業用ボイラ UTILITY BOILER
実証試験 DEMONSTRATION TEST
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