電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W94029

タイトル(和文)

66~154kV架空送電線のコンパクト化の研究(その4)-実規模試験線による154kV用高分子絶縁アーム縮小モデルの機械的ストレスの解明-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF 66- TO 154-KV COMPACT OVERHEAD TRANSMISSION LINES(PART 4)-MECHANICAL STRESSES OF FULL-SCALE MODEL OF154-KV INSULATION ARMS-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

コンパクト送電線に適用する高分子絶縁アーム(懸垂形および耐張形)や高分子相関スペーサが実際の送電線で受ける機械的ストレスを把握するため実規模試験を実施し,以下の結果を得た。(1)試験期間中の最大瞬間風速は16m/secであり,この時の平均風速と絶縁アームの応力との間に直接関係が認められた,その応力は許容応力よりかなり小さかった。(2)着雪重量0.8~2.6kg/mの条件でスリートジャンプ試験を実施し,耐張形絶縁アームおよび相間スペーサの機械的耐力は十分であること,懸垂形絶縁アームは曲げ応力が大きく取り付け部をヒンジ構造にする必要があること等を明らかにした。

概要 (英文)

TO IDENTIFY THE MECHANICAL STRESSES ACTING ON POLYMER INSULATION ARMS-SUSPENSION TYPE AND LINE POST TYPE- AND LINE-TO-LINE SPACERS TO BE IN COMPACT TRANSMISSION LINES,FULL-SCALE TESTS WERE CONDUCTED,AND THE FOLLOWING RESULTS WERE OBTAINED. (1)THE MAXIMUM MOMENTARY WIND VELOCITY DURING THE TEST PERIOD WAS 16M/S,AND A LINEAR RELATION WAS OBSERVED BETWEEN THE AVERAGE WIND VELOCITY AND THE STRESS OF THE INSULATION ARM. THE STRESSES WERE MUCH SMALLER THAN THE ALLOWABLE STRESS. (2)SLEET JUMP TESTS WERE CONDUCTED WITH SNOW COVER WEIGHT IN THERANGE FROM 0.8 TO 2.6 KG/M. THE LINE POST TYPE INSULATION ARMS AND THELINE-TO-LINE SPACERS HAD SUFFICIENT MECHANICAL STRENGTH,BUT THE SUSPENSION TYPE INSULATION ARMS SUFFERED LARGE BENDING STRESS,AND MUST BE CHANGED TO A HINGE STRUCTURE.

報告書年度

1994

発行年月

1996/06/01

報告者

担当氏名所属

高橋 毅

横須賀研究所電力部機能材料グループ

畔柳 俊幸

横須賀研究所電力部機能材料グループ

谷口 毅

横須賀研究所電力部機能材料グループ

泉 邦和

横須賀研究所電力部機能材料グループ

清水 幹夫

我孫子研究所構造部構造解析グループ

久米田 俊昭

藤倉電線(株)

キーワード

和文英文
架空送電線 OVER HEAD TRANSMISSION LINE
コンパクト化 COMPACT
絶縁アーム INSULATION ARM
相関スペーサ PHASE-TO-PHASE SPACEN
機械力 MECHANICAL STRENGTH
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