電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W94031

タイトル(和文)

石炭ガス化炉におけるスラッギング挙動の解明-2T/日炉による灰付着層の伝熱的検討-

タイトル(英文)

BEHAVIOR OF SLAGGING FOR COAL GASIFIER-IVESTIGATION OF STICKING ASH LAYER BASED ON HEAT TRANSFER IN 2T/D GASIFIER-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本研究では,伝熱の観点から灰の付着・成長挙動を解明するとともに,炉内通過灰量が炉壁付着灰の成長速度に及ぼす影響を検討し,以下の知見を得た。(1)伝熱プローブを設計・試作し,2T/日炉でガス化試験を行った結果,各試験毎の灰の熱伝導率を明らかにすることができた。また,この熱伝導率と,プローブ温度およびガス温度データから,灰の付着厚みを求めることができた。(2)2000T/日級の大型炉を想定し,2T/日炉を用い,定格の約6倍までの石炭灰過給試験を実施した。その結果,炉内通過灰量と灰付着厚みの関係を明らかにすることができた。

概要 (英文)

ASH ADHESION AND GROWTH WAS STUDIED UNDER GASIFIER OPERATION,AND THE RELATIONSHIP BETWEEN THE ASH STICKING RATE ANDTHE AMOUNT OF ASH PASSING THROUGH THE GASIFIER WAS OBTAINED. HEAT-TRANSFER PROBE WAS DESIGNED AND TRIAL PRODUCED. IT WAS POSSIBLE TO OBTAIN THE HEAT CONDUCTIVITY OF ASH STUCK ON THE PROBE SURFACE. IT WAS ALSO POSSIBLE TO DETERMINE THE ASH THICKNESS FROM THE HEAT CONDUCTIVITY,PROBE TEMPERATURE AND GAS TEMPERATURE. FLY-ASH-ADDITION COAL GASIFICATION TESTS USING A 2T/D GASIFIER WERE CARRIED OUT TO SIMULATE A 2000T/D CLASS GASIFIER. SIX TIMES MORE FLY ASH THAN THE USUAL AMOUNT COULD BE ADDED ANDTHE RELATIONSHIP BETWEEN THE AMOUNT OF ASH PASSING THE GASIFIER(ASH DENSITY)AND ASH STICKING INSIDE THE GASFIER(STUCK ASH GROWTH RATE) WAS CLARIFIED.

報告書年度

1994

発行年月

1995/04/01

報告者

担当氏名所属

芦澤 正美

横須賀研究所発電システム部熱動力グループ

犬丸 淳

横須賀研究所発電システム部熱動力グループ

市川 和芳

横須賀研究所発電システム部熱動力グループ

梶谷 史朗

横須賀研究所発電システム部熱動力グループ

大高 円

横須賀研究所発電システム部熱動力グループ

栗村 政明

横須賀研究所発電システム部熱動力グループ

原 三郎

横須賀研究所発電システム部熱動力グループ

キーワード

和文英文
スラッギング SLAGGING
石炭ガス化 COAL GASIFICATION
噴流床 ENFRAINED FLOW
石炭灰 COAL ASH
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