電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W94032

タイトル(和文)

自然冷媒CO2を利用したヒートポンプの特徴と研究開発課題について

タイトル(英文)

CHARACTERISTICS AND R&D SUBJECTS FOR NATURALREFRIGERANT CO2 HEAT PUMP

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

代替冷媒としてHFC(ハイドロフルオロカーボン)系のフロンが注目されているが,この冷媒は地球温暖化係数が高く将来的に規制される可能性がある。このため,長期的視点に立つと環境に影響の少ない自然冷媒を利用したヒートポンプ技術の確立が必要である。本報告書では,自然冷媒の中でも有望と考えられるCO2に着目し,これを利用したヒートポンプの特徴をまとめ,その研究開発課題を検討したもので以下の結果が得られた。・CO2は,冷媒としては環境性・安全性に優れる反面,サイクルの高圧側が超臨界域になるため単純なサイクルではフロンに比べて効率が低くなる等の問題がある。・サイクルの高効率化が必要で,冷暖房・給湯等の用途に応じて膨張過程での動力回収等の高効率化手法を適用する必要がある。また,超臨界域で使われる凝縮器,膨張機等の要素技術の開発が必要である。

概要 (英文)

HFCS(HYDROFLUORO CARBONS)ARE PROMISING ALTERNATIVE REFRIGERANTS TO CFCS(CHLOROFLUORO CARBONS)AND HCFCS(HYDROCHLOROFLUORO CARBONS)BECAUSE THE ODPS(OZONE DEPLETION POTENTIAL)OF HFCS IS 0. BUT HFCS HAVE HIGH GWP(GLOBAL WARMING POTENTIAL),SO FUTURE PRODUCTION OF HFCS WILL PROBABLY BE REGULATED. NATURAL REFRIGERANTS ARE MORE PROMISING AS ALTERNATIVE FUTURE REFRIGERANTS. THIS REPORT,COMPARES CO2 WITH OTHER NATURAL REFRIGERANTS AND STUDIES THE CHARACTERISTICS AND R&D SUBJECTS FOR A CO2 HEAT PUMP. THE RESULTS ARE AS FOLLOWS: ・CO2 IS HARMLESS TO THE ENVIRONMENT AND SAFE,BUT THE EFFICIENCY OF A SIMPLE HEAT-PUMP CYCLE IS LOWER THAN THAT OF HCFCS OR HFCS BECAUSE THE HIGH PRESSURE SIDE BECOMES SUPER CRITICAL. ・HIGHLY-EFFICIENT CO2 HEAT-PUMP CYCLES THAT ARE SUITABLE COOLING,HEATING,

報告書年度

1994

発行年月

1995/05/01

報告者

担当氏名所属

齋川 路之

横須賀研究所発電システム部エネルギー変換グループ

長谷川 浩巳

横須賀研究所発電システム部エネルギー変換グループ

橋本 克巳

横須賀研究所発電システム部エネルギー変換グループ

三巻 利夫

横須賀研究所発電システム部エネルギー変換グループ

キーワード

和文英文
自然冷媒 NATURAL REFRIGERANT
CO2 CARBON DIOXIDE
ヒートポンプ HEAT PUMP
特徴 CHARACTERISTICS
研究開発課題 R&D
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