電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W94038

タイトル(和文)

超電導磁気遮へい型限流器の基礎検討(その3)-漏れリアクタンス特性-

タイトル(英文)

MAGNETIC SHIELDING TYPE SUPERCONDUCTING FAULT CURRENT LIMITER USING HIGH-TC SUPERCONDUCTER

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

超電導磁気■へい型限流器開発の一環として,定常時に発生するインピーダンスの要因を明らかにするために,磁気■へい体(円筒体)の端部からの磁束の回り込みなどによる定常時の漏れリアクタンスの様相を円筒体の長さと直径を変えて実測し,以下の結果を得た。(1)円筒体端部から内部への侵入磁束は,■へい体が完全に超電導状態にあれば,円筒体端部から中心に向かって指数関数的に減衰することが確認された。(2)コイルの電圧降下より求めた定常時の漏れリアクタンスは,磁束の回り込みから推定される値より大きくなった。これは,定常時の漏れリアクタンスのほとんどが巻線と超電導円筒体との間を通り抜ける漏れ磁束によるものと考えられ,磁気■へい型限流器の設計においては巻線構造を十分に考慮しなければならないことが明らかとなった。

概要 (英文)

APPLICATION OF A SUPERCONDUCTOR TO A FAULT CURRENT LIMITER IN A POWER SYSTEM HAS BEEN STUDIED. WE DEVELOPED A MAGNETIC SHIELDING TYPE SUPERCONDUCTION FAULT CURRENT LIMITER USING A HIGH-TC SUPERCONDUCTIVE CYLINDER AND INVESTIGATED THE FUNDAMENTAL PERFORMANCEOF A SMALL-SCALE MODEL. CLARIFYING THE CHARACTERISTICS OF THE LEAKAGE REACTANCE OF THE LIMITER UNDER NORMAL OPERATION IS IMPORTANT IN DESIGNING A UTILITY LIMITER. WE MEASURED THE LEAKAGE FLUX AT THE EDGE OF THE SUPERCONDUCTING CYLINDER,WHICH WAS MADE OF BI2212 THICK FILM ON A SILVERSUBSTRATE,AND THE IMPEDANCE CHARACTERISTICS OF THE LIMITER. FROM THE RESULTS,THE LEAKAGE FLUX FELL EXPONENTIALLY FROM THE EDGE OF THE CYLINDER. UNDER NORMAL OPERATION,THE MAIN LEAKAGE REACTANCE IS CAUSED BY THE GAP BETWEEN THE CYLINDER AND COIL.

報告書年度

1994

発行年月

1995/07/01

報告者

担当氏名所属

市川 路晴

横須賀研究所電力部大電流グループ

岡崎 正幸

横須賀研究所電力部大電流グループ

キーワード

和文英文
高温超電導 HIGH-TC SUPERCONDUCTIRITY
限流器 FAULT CURRENT LIMITER
磁気■へい MAGNETIC SHIELDING
短絡電流 SHORT-CIRCUIT CURRENT
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