電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W95025

タイトル(和文)

マイカ・アルミナ複合絶縁材の高温中での絶縁寿命特性

タイトル(英文)

ELECTRICAL CHARACTERISTICS OF MICA-ALUMINA COMBINED INSULATION AT HIGH TEMPERATURES

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

FBR電磁ポンプ用絶縁材として開発されたマイカ・アルミナ複合絶縁材について電気・熱ストレスに対する絶縁劣化特性を検討している。その一環として,印加電圧2.5kV,周囲温度750~825度窒素雰囲気中の条件下で複合絶縁材バーコイル試料のエージング実験を行い,絶縁寿命を検討した。主な結果は,以下の通りである。(1)750度以上での絶縁寿命は温度依存性が極めて大きく,活性化エネルギー約5.9eVのアレニウス則にほぼ従うことが明らかとなった。(2)絶縁寿命を決める要因のひつと考えられる電極金属(銅)の絶縁体中への拡散速度の活性化エネルギーは0.9eV程度であることが分かった。(3)バーコイル試料の交流漏れ電流が10mA程度を越えると急激に増加し,絶縁破壊に至る経時変化現象は再現性が高いことが判明した。

概要 (英文)

THIS PAPER DESCTIBES WITH THE DETERIORATION OF MICA-ALUMINA COMBINED INSULATION UNDER ELECTRICAL AND THERMAL STRESS. MICA-ALUMINA COMBINED INSULATION IS A CANDIDATE FOR THE ELECTROMAGNERIC PUMP IN FBR SYSTEMS. AGING TESTS WERE CARRIED OUT ON A COMBINED INSULATION MODEL AT 2.5KV AC 750DEGREE-825DEGREE IN A NITROGEN-GAS ATMOSHERE. THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS:(1)ABOVE 750DEGREE THE INSULATION LIFE DEPENDED GREATLY ON THE CIRCUMFERENCE TEMPERATURE: THE TEMPERATURE DEPENDENCE OBEYED ARRHENIUS EQUATION WITH AN ACTIVATION ENERGY OF APPROXIMATELY 5.9 EV. (2)DIFFUSION OF ELECTRODE METAL (COPPER)INTO THE INSULATOR IS THOUGHT TO BE ONE CAUSE OF THE DETERIONATION.THE ACTIVATION ENERGY OF THE DIFFUSION RATE WAS APPROXIMATELY 0.9 EV.

報告書年度

1995

発行年月

1996/05/01

報告者

担当氏名所属

伊藤 哲夫

横須賀研究所電力部絶縁材料グループ

岡本 達希

横須賀研究所電力部絶縁材料グループ

金神 雅樹

横須賀研究所電力部絶縁材料グループ

三井 久安

東京芝浦電気(株)

熊沢 良二

東京芝浦電気(株)

キーワード

和文英文
FBR FBR
電磁ポンプ ELECTRO-MAGNETIC PUMP
耐熱電気絶縁 HIGH-TEMPERATURE INSULATION
無機質絶縁材料 INORGANIC INSULATOR
劣化特性 DETERIORATION
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