電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W95028

タイトル(和文)

プラズマ溶融処理時のアーク電圧の上昇-ケイ酸カルシウム系保温材を投入した場合-

タイトル(英文)

INCREASED ARC VOLTAGE AT MELTING BY THERMAL PLASMA -CHARGING SIO2/CAO MIXTURE-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

100kW級プラズマ溶融処理実験設備を用い,空気,酸素―窒素混合気体,窒素,アルゴンの各雰囲気中で鉄を溶融中に,雑固体廃棄物に含まれる代表的な不燃物の一つである珪酸カルシウム系保温材を投入したときのアーク電圧の上昇を調べた。その結果,アーク電圧の上昇は,投入直後に現れるピークの高い瞬間的なものと,最初の瞬間的な上昇の後,緩やかに低下してゆく緩慢なものの2つが重畳したものであること,またこれらの電圧上昇は投入前の電圧に対して,それぞれ100~200%及び20~50%程度であること,電圧上昇の加熱雰囲気依存性は後者に対して顕著に現れ,酸素濃度が高い方が投入の影響を受けにくいことなどが明らかになった。

概要 (英文)

INCREASE ARC VOLTAGES AT FEEDING IN A 100-KWCLASS PLASMA MELTING STSTEM WERE MEASURED WHILE STEEL IN AIR, AN OXYGEN-NITROGEN MIXTURE, AND ARGON.THE FEED MATERIAL WAS HEAT-INSULATING CALCIUM SILICATE, A TYPICAL MATERIAL FOUND IN MISCELLANEOUS SOLID WASTE. THE VOLTAGE INCREASE CONSISTED OF SEVERAL PEAKS AND A SLOW INCREASE THATDECREASED GRADUALLY AFTER THE FIRST PEAK. THE RATIOS IN THE VOLTAGE INCREASE TO THE V OLTAGE WITHOUT FEEDING WERE 100%-200% FOR PEAKS AND 20%-50% THROUGHOUT THE INCREASE. THE DEPENDENCE OF THE RATIOS ON THE HEATING ATMOSPHERE WAS CLEAR IN THE LATTER CASE AND THE INFLUENCE OF FEEDINGWAS LOWER WHEN THE OXYGEN CONCENTRATION WAS HIGHER.

報告書年度

1995

発行年月

1996/07/01

報告者

担当氏名所属

足立 和郎

横須賀研究所電力部アークプラズマグループ

天川 正士

横須賀研究所電力部アークプラズマグループ

安井 晋示

横須賀研究所電力部アークプラズマグループ

キーワード

和文英文
アークプラズマ ARC PLASMA
アーク電圧 ARC VOLTAGE
プラズマ溶融 PLASMA MELTING
異物混入アーク CONTAMINATED ARC
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