電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W97035

タイトル(和文)

光ファイバーによる絶縁材料の光吸収簡易測定の検討

タイトル(英文)

STUDY OF EASY MEASUREMENT OF OPTICAL ABSORPTION OF HIGH REFRACTIVE INDEX INSULATION MATERIAL USING AN OPTICAL FIBER.

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

直流CVケーブルに適する絶縁材料の開発及び絶縁設計・性能評価技術の開発が不可欠である。架橋ポリエチレン絶縁体中にある架橋反応分解残査であるアセトフェノン(Aph)の濃度分布の不均一性が空間電荷の挙動に大きな影響を及ぼすことがこれまで明らかにされてきた。このAphの濃度分布は従来,赤外分光分析法により測定していたので測定者の熟練と長時間を要していた。超高圧直流CVケーブル用絶縁材料中のAphの濃度分布を光ファイバーを用いて簡易に高い位置分解能で測定する方法を開発した。光ファイバーの石英コアの一部をむき出しにしたセンサー構造とした。光ファイバー法では,光ファイバー接触面近傍の狭く(幅30ミューm程度)て浅い(深さ1ミューm程度)範囲のAph濃度の測定が可能となった。また,同測定法を絶縁油の熱劣化その場測定に用い,従来法と同様の結果を簡易で高感度に測定することができた。

概要 (英文)

A STUDY OF INSULATION MATERIAL USING OPTICALFIBERS AS A SENSOR IS A METHOD PENETRATING INCIDENT AND OUTPUT LIGHTS FROM AN END FACE OF AN OPTICAL FIBER PERPENDICULARLY TO A MATERIAL AND DETECTING AMOUNT OF RADIATION LOSS OF LIGHT FROM A CORE TO A MATERIAL BY SETTLING A CORE IN A MATERIAL, BECAUSE INSULATION MATERIALS HAVE HIGHER REFRACTIVE INDEX THAN THAT OF A CORE. THE STUDY IN THIS PAPER HAS A NEW CONCEPT THAT CHANGE OF ABSORPTION OF MATERIALS IS MEASURED USING EVANESCENT FIELD SUCH AS ATR METHOD THOUGH REFRACTIVE INDEX OF INSULATIONMATERIALS IS HIGHER. THIS METHOD IS APPLIED TO MEASURE CONTENT OF ACETOPHENONE IN POLYETHYLENE AND HEAT AGING OF INSULATION OIL.

報告書年度

1997

発行年月

1998/07

報告者

担当氏名所属

竹沢 永訓

横須賀研究所電力部

武田 敏尚

横須賀研究所電力部

穂積 直裕

横須賀研究所電力部

鈴木 寛

横須賀研究所電力部

岡本 達希

横須賀研究所電力部

キーワード

和文英文
光ファイバー OPTICAL FIBER
センサー SENSOR
空間電荷 SPACE CHERGE
直流ケーブル DCC ABLE
近接場光 NEAR FIELD OPTICA
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