電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W99031

タイトル(和文)

石炭ガス化炉内における溶融スラグ飛散現象の発生条件

タイトル(英文)

Inception Criteria for Entrainment of Molten Slag Droplet in Coal Gasifier

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

200T/日パイロットプラントで発生したガス化炉内における溶融スラグ飛散発生条件を明らかにするため、模擬流体によるコールド実験を行った。気液界面近傍でガス流速を評価し、ウェーバー数および無次元液膜厚さを導入することによって、コールド実験結果から液滴飛散発生の条件式を得ることができた。本式は、ガス化炉試験結果ともほぼ一致したことから、溶融スラグの飛散発生評価式として妥当であることがわかった。また、これらの結果を用いて、ガス化炉スケールアップ時の課題を明らかにした。

概要 (英文)

Experimental study of counter-current annular two-phase flow was carried out to investigate the inception criteria of molten slag droplet in entrained flow coal gasifier. Critical Weber Number for droplet inception using critical velocity near wall was obtained as a function of non-dimensional falling film thickness. This Critical Weber Number is in good accordance with test results of coal gasifer. It was cleared that Critical Weber Number is decreased as the capacity of coal gasifier increases due to increasing thickness of molten slag layer. This point should be considered in the designing of the demonstration plant.

報告書年度

1999

発行年月

2000/04

報告者

担当氏名所属

犬丸 淳

横須賀研究所プラント熱工学部

大高 円

横須賀研究所プラント熱工学部

渡邊 裕章

横須賀研究所プラント熱工学部

キーワード

和文英文
石炭ガス化炉 Coal Gasifier
溶融スラグ Molten Slag
スラッギング Slagging
液滴飛散 Droplet Entrainment
気液二相流 Two-Phase flow of gas and liquid
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