電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

Y06002

タイトル(和文)

欧州環境税の実効性に関する事例研究レビュー

タイトル(英文)

Case Studies and Its Effectiveness of Environmental Taxation in European Countries

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

「環境税は温暖化防止の効果が高いので、日本で導入すべき」という意見がある。ただし、その効果分析は理論的・事前的なものにとどまり、根拠としては弱い。他方で、北欧諸国では、1990年初頭から環境税が導入されはじめ、その効果についての実証的・事後的な分析が可能になっている。本稿は、北欧環境税を事後的・実証的に評価したこれらの文献をレビューし、環境税に関する一般認識は、現実には必ずしもあてはまらないことを示す。

概要 (英文)

It is often argued that environmental taxes are efficient, so that Japan can benefit from introducing such instruments. However, most of those arguments are merely based on theoretical examinations in ex-ante evaluations; therefore empirical contentions based on ex-post evaluations are weak. Since Nordic countries introduced environmental taxes in early 1990s, there is accumulation of literatures on actual impacts of environmental taxation. This paper reviews these literatures and reveals that common perception about environmental taxes is not always correct --- there exists a considearable gap between theory and practice.

報告書年度

2006

発行年月

2006/11

報告者

担当氏名所属

若林 雅代

社会経済研究所 地域経済・エネルギー技術政策領域

杉山 大志

社会経済研究所 地域経済・エネルギー技術政策領域

キーワード

和文英文
地球温暖化 Global Warming
環境税 Environmental Tax
欧州グリーン税制改革 Green Tax Reform in Europe
政治的実現性 Political Feasibility
経済的措置 Economic Instruments
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