報告書番号

H06001

タイトル（和文）

熱電発電モジュールの熱的安定性評価

タイトル（英文）

Evaluation of Thermal Stability for Thermoelectirc Generation Module

概要 （図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております）

熱電発電は、熱エネルギーから電気エネルギーへ直接変換可能であることから、未利用熱エネルギーを有効に活用できる技術として注目されている。産業分野から排出される熱へ、熱電発電技術を適用して実用化を図るためには、大気雰囲気下で、高温においてもモジュールの発電電力としての性能を安定に維持できること（熱的安定性があること）が重要である。
そこで、カスケード型熱電発電モジュールの高温段モジュールについて、大気雰囲気下での熱的安定性を評価するために、一定温度差試験（高温側450℃、低温側60℃）とヒートサイクル試験（高温側50°C ->450°C->50°C、低温側30℃）を実施した。
その結果、両試験ともに、発電時間やヒートサイクル回数の増加に伴い、モジュール起電力とモジュール内部抵抗はともに増加する傾向を示したが、発電電力としては、ほぼ一定値を示し、熱的安定性があることがわかった。

概要 （英文）

This paper describes the thermal stability for a high temperature stage module with Pb-Te thermoelectric elements. Thermal stability of Pb-Te thermoelectric module was evaluated. Generating test was done for 1000 hours, keeping the temperature at 450C for hot side elements and 60C for cold side elements in air. After the test, it was hardly shown deterioration in the electrical power performance. Heat cycle test was also done in air, changing the temperature of hot side element as 50C ->450C->50C, whole cold side elememts as 30C constant. After 100 cycles, it was hardly shown deterioration in the electrical power performance.

報告者

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