財団法人 電力中央研究所

電力中央研究所 研究報告書(電力中央研究所報告)
[CRIEPI Research Report]

研究報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の研究報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。 ダウンロードの際には、当サイトの利用規約を遵守の上ご利用ください。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

研究報告書 詳細情報
[Detailed Information]

報告書番号 [Report Number]
H14016
タイトル
テラヘルツイメージングによる送電鉄塔腕金撤去材の塗膜下腐食分析
[Title]
Underfilm Corrosion Analysis on Service-used Transmission Tower Cross-arms Using Terahertz Imaging
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
経年鉄塔に代表される屋外設備における塗装後の鋼材鋼材防食保全については,塗膜そのものの劣化に加え,塗膜下で進行する鋼材腐食機構に関する知見が重要である。本研究では,送電鉄塔用腕金の撤去品に対しテラヘルツ(THz)イメージングを適用し,鋼材腐食の実態を明らかにするとともに,他の塗膜非破壊分析手法との関係を明らかにすることを目的とした。設置高度(49,73,84m)と方位面の異なるアングル撤去材に対し,THzイメージングを適用し,塗膜下腐食の分布を非破壊で評価できることが確かめられた。特に,海風を受ける面で顕著な塗膜下腐食が観察された。さらに,塗膜劣化をインピーダンス分析で評価し,上記結果と比較した。その結果,鋼材腐食と塗膜劣化にはおおよその相関関係があることが分かった。また,部分的には,塗膜欠けや腐食液の回り込みなど様々な劣化様相が明らかとなり,両測定が相補的に有効な分析であることが分かった。従って,現場で適用可能な簡易手法をバックアップするラボ分析として,THz計測や塗膜インピーダンス評価を位置づけることができる。
[Abstract]
Terahertz (THz) imaging technique was applied to service-used cross-arms, aiming for the aid to elucidate the mechanism of underfilm corrosion in the field. Samples investigated are coated angle steels used in an electric transmission tower on the Pacific coast of Japan for a decade. Underfilm corrosion is intense on the surfaces facing the sea breeze. Additional attention is found to be needed on the edge, since rust fluid appears to have transfused along the steel/coating interface and induced underfilm corrosion on nearest faces. Frequency spectra of complex electrochemical impedance were observed for various paint degradation level. Bidimensional analysis of THz and impedance measurements demonstrates that paint degradation and steel corrosion have certain relation. If the area exhibits neither paint perforation nor rust fluid transfusion, underfilm corrosion shows rapid progress when resistivity is on the order of 10^7 ohm square cm. It follows that such non-destructive laboratory methods can be used for quantitative evaluation for service-used materials.
報告書年度 [Report's Fiscal Year]
2014
発行年月 [Issued Year / Month]
2015/06
報告者 [Author]

担当

氏名

所属

布施 則一

電力技術研究所 高電圧・絶縁領域

長沼 淳

材料科学研究所 構造材料領域

福地 哲生

電力技術研究所 高エネルギー領域

堀 康彦

電力技術研究所 高電圧・絶縁領域

水野 麻弥

情報通信研究機構

福永 香

情報通信研究機構

村田 博士

システム技術研究所 情報数理領域

キーワード [Keywords]
和文 英文
送電鉄塔腕金 Steel cross arms in transmission towers
塗膜下腐食 Underfilm corrosion
実機分析 Analysis using service-used matters
テラヘルツイメージング Terahertz imaging
塗膜インピーダンス Film impedance
Copyright (C)  Central Reseach Institute of Electric Power Industry. All Rights Reserved.