電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

M14006

タイトル(和文)

ガスタービン動翼の遮熱コーティングを対象とした非破壊検査手法の開発 -基材表面のき裂への渦電流法の適用性検討と複数種類の損傷劣化を対象とした検査フローの提案-

タイトル(英文)

Development of Nondestructive Inspection Method for Thermal Barrier Coating on Gas Turbine Blade - Study on Applicability of Eddy Current Testing for Base Metal Surface Cracking and Proposal of Testing Flow for Damages and Degradations of TBC -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ガスタービン動翼の遮熱コーティング(TBC)においては、高温環境で使用されるため、トップコート(TC)の減肉、焼結、はく離、TCとボンドコート(BC)界面における酸化層生成、TBC下の基材表面のき裂といった、部品の耐久性に影響を及ぼす損傷劣化が発生することが懸念されている。このため、当研究所では、これらの損傷劣化に対する非破壊検査手法の開発・適用を進めている。本報告書では、TBC下の基材表面に発生するき裂への渦電流法の適用性を検討した。また、TBCの様々な損傷劣化に対して、当研究所で開発・適用した非破壊検査手法の概要を取り纏めた。さらに、実際のTBC施工動翼の検査を想定した効率的な検査フローを提案した。

概要 (英文)

Damages and degradations of TBCs such as a recession, a sintering, a delamination of the topcoat, a formation of a thermally grown oxide layer at the interface between the topcoat and the bondcoat and a cracking of the base metal surface are concerned because they affect the durability of gas turbine blade operating in high temperature condition. Therefore, CRIEPI is conducting development and application of nondestructive inspection methods to them. In this report, the applicability of the eddy current testing to detect a cracking of the base metal surface is examined. And the nondestructive methods for various damages and degradations of TBCs which were developed and applied by CRIEPI are summarized. Based on the summary, the effective testing flow which assumes actual inspection of TBC blade is proposed.

報告書年度

2014

発行年月

2015/05

報告者

担当氏名所属

藤井 智晴

エネルギー技術研究所 高効率発電領域

福地 哲生

電力技術研究所 高エネルギー領域

福冨 広幸

材料科学研究所 構造材料領域

尾関 高行

エネルギー技術研究所 高効率発電領域

キーワード

和文英文
ガスタービン Gas turbine
動翼 Turbine blade
遮熱コーティング Thermal barrier coating
非破壊検査 Nondestructive inspection
損傷劣化 Damage and degradation
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