電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

Q08027

タイトル(和文)

鉄ヒ素系新超伝導体の研究開発動向

タイトル(英文)

Current Research Status of the New Fe-As Superconductors

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

新しい高温超伝導とも言うべき鉄ヒ素系超伝導体が発見された。その臨界温度(Tc)は55 Kにもおよび、超伝導物質の新大陸を開くと考えられている。本報告書では、この鉄ヒ素系新超伝導体の研究開発動向を、物質、物性の両面から調査した。この系の超伝導機構はまだ明らかではないが、全く新しい電子対形成メカニズムが示唆されている。この調査結果を元に、新しい物質開発や応用に向けた今後の研究戦略について考察した。

概要 (英文)

A new class of high temperature superconductors, Iron-Arsenide (Fe-As) system, was discovered. These materials show critical temperature (Tc) as high as 55 K so far, and are expected to open a kind of new material world with a lot of potential. In this report, the current research status of these materials is reviewed in both the materials aspect and the physics aspect. The mechanism of Fe-As superconductivity is still unclear, but is considered to include a new pairing interaction. Future research strategies are suggested towards new materials and applications.

報告書年度

2008

発行年月

2009/07

報告者

担当氏名所属

小宮 世紀

材料科学研究所 先進機能材料領域

塚田 一郎

材料科学研究所 先進機能材料領域

花輪 雅史

材料科学研究所 先進機能材料領域

キーワード

和文英文
鉄ヒ素系超伝導体 Fe-As superconductor
層状化合物 Layered material
半金属 Semimetal
高温超伝導 High-temperature superconductor
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry