電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

Q10036

タイトル(和文)

十数km四方での日射変動平滑化効果の分析

タイトル(英文)

An Analysis on the Smoothing Effect of Irradiance Fluctuation in an about 10km Square

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

将来の太陽光発電(PV)の電力系統への大量連系時に必要とされるPV発電出力の把握のためには、日射特性の面的な広がりを詳細に把握する技術が重要である。これに関して、面的に分散して設置されたPV全体の出力は、各地点の日射の変動が相殺されるために、単地点の出力変動よりも平滑化されることが知られている。しかし、これまで十数km四方の中程度の面積範囲での平滑化効果を詳細に検討された例はない。また、少数の日射計の測定データを利用して、エリア全体の日射を推定する技術も必要とされている。
本研究では、十数km四方のエリアの日射変動特性を把握するため、12地点に分散して設置した計測システムの日射データを分析し、最大変動幅が変動周期 約17分以下でも平滑化効果が現れていることを示した。
また、限られた計測地点の日射データに空間補間法を適用し、計測地点間の日射を推定した。さらに、その手法を日射変動評価に適用する妥当性を検証した結果、約8分以上の領域では高い相関係数が得られ、本検討における空間補間法適用の妥当性を示した。今後は、雲の移動等の影響を考慮した日射強度の推定手法の精度向上を図る。

概要 (英文)

In the near future, short time fluctuations of the power generation from grid-connected photovoltaic power generation systems will become an important issue in the utilities. The smoothing effect that the fluctuations of the power generation from scatteringly installed photovoltaic power generation systems cancel out is well known. In this study, we have demonstrated the smoothing effect for short time fluctuations from analyses of the solar irradiance in an area of an about 10km square. Additionally, the spatial interpolation of the solar irradiance is also discussed. A good agreement between the measurements and the predictions of the spatial interpolation is obtained in fluctuation frequencies longer than 8 minutes.

報告書年度

2010

発行年月

2011/06

報告者

担当氏名所属

川崎 憲広

材料科学研究所 エネルギー変換・貯蔵材料領域

宇佐美 章

材料科学研究所 エネルギー変換・貯蔵材料領域

西岡 宏二郎

株式会社 NTTファシリティーズ 研究開発本部 パワーシステム部門

山根 宏

株式会社 NTTファシリティーズ 研究開発本部 パワーシステム部門

キーワード

和文英文
日射変動 Irradiance fluctuation
平滑化効果 Smoothing effect
変動特性 Fluctuation characteristics
空間補間法 Spatial interpolation method
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