電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R04001

タイトル(和文)

系統制御における情報通信の価値定量化手法の開発 --電圧制御に対する入力情報価値の一括評価--

タイトル(英文)

Development of Merit Evaluation Technique of Information in Power Systems Control-Collective Evaluation of Input Information in Voltage Control-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

電力系統の電圧・無効電力特性は有効電力の特性は異なり、局所性が強いため、分散型の制御方式が適していると考えられる。本稿では、従来自端で得られる情報のみに頼って行っていた制御にいかなる形で異地点の情報を取り込めば性能が向上するかについて、最適化理論を用いて検討している。その結果、最適レギュレータ問題で従来から使われているRiccatti方程式型の解法を採用することで、最も望ましい制御構造(すなわち、どの地点の情報をどの地点に送り、どのように利用するか)を求めることができることが分かった。116ノードまでの系統規模の各種モデル系統を用いた数値解析によって提案手法の有効性を検証した。

概要 (英文)

Since Voltage-reactive power characteristics of power systems are essentially localized, it is commonly b elieved that decentralized control can be successfully applied. This report studies how we can enhance control performance by adding information to the conventional control which utilizes only the voltage information at each node. It is clarified that so called Riccatti equation solution gives the most appropriate control structure (where and how should we send each information). Numerical examples show the validity of the proposed method including several model systems up to 116 node scale

報告書年度

2004

発行年月

2004/09

報告者

担当氏名所属

熊野 照久

システム技術研究所電力システム領域

高崎 昌洋

システム技術研究所需要家システム領域

栗原 郁夫

システム技術研究所電力システム領域

木内 舞

システム技術研究所通信システム領域

岡田 有功

システム技術研究所需要家システム領域

永田 真幸

システム技術研究所電力システム領域

キーワード

和文英文
電圧・無効電力制御 Voltage-reactive power control
最適制御 optimal control
制御性能 control performance
遠方端情報 remote information
価値評価 merit evaluation
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