電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R04008

タイトル(和文)

電力用センサネットワークにおける位置特定簡易手法の適用性評価

タイトル(英文)

Applicability of simplified positioning techniques in sensor networks for electric power utilities

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

近年、電気事業においては、より一層のコストダウン、環境問題解決などに対する要求が高まっている。これに対応するため、当所では電気事業へのセンサネットワークの適用に向けた調査検討を開始しており、昨年度は電気事業への適用効果や課題についてまとめた。本報告では、センサネットワークの課題の一つである位置特定手法について調査を行い、電力用センサネットワークにおける位置特定簡易手法を検討した。(1)センサノード自身およびセンサノードを搭載できる目標物に対しては、受信電力から測距による位置特定を行い、センサノードを搭載できない目標物に対しては、赤外線センサを用いたエリア検知による位置特定を行うのが最も簡単である。(2)赤外線センサおよび受信電力による位置特定手法を研究開発用のセンサノードを用いて実現した結果、発変電所の侵入者検知など人間の行動追跡に十分実用可能であることを確認した。

概要 (英文)

Recently, people are requiring electric power utilities to down the power rate moreover and to deal with environmental problems. So we have started surveying of sensor networks and their applications, and cleared their topics to be solved to apply sensor networks to electric power utilities. In this report, we evaluated the applicability of simplified positioning techniques in sensor networks for electric power utilities. As a result, we confirmed the followings: (1) By applying the positioning technique by infrared sensors, we can realize the detection system of humans to power stations and substations temporarily. (2) By applying the positioning technique by received signal strength, we can position the sensor nodes with the mean error of 1.15m and the worst of 2.78m. (3) To raise their positioning accuracy, we must improve characteristic differences by each sensor node.

報告書年度

2004

発行年月

2005/09

報告者

担当氏名所属

高橋 健一

システム技術研究所通信システム領域

キーワード

和文英文
センサネットワーク sensor network
位置特定 positioning
赤外線センサ infrared sensor
受信電力 received signal strength
電気事業 electric power utility
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