電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

S97002

タイトル(和文)

電子メディア上における意思疎通の方法論に関する研究

タイトル(英文)

ANALYSIS OF COMMUNICATION METHODS ON THE ELECTRONIC MEDIA

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

現在,急速に普及しつつあるインターネットに代表される電子メディアは人々のコミュニケーションに大きな変化を与えつつある。電子メディアの持つ「速報性」と「広報性」は,従来のメディアには見られない特徴で,その上で行われるコミュニケーションの形態にも多大な影響を与えている。本報告では,現在広く利用されている電子メディアを概観し,その特徴をとりまとめるとともに,ソフトウェア開発用のメーリングリストにおける実際のやり取りを用いて,電子メールでのコミュニケーションの特徴を定量的に検討した。その結果,電子メールでのコミュニケーションは短いメッセージを迅速にやりとりするという特徴があり,参加者は仕事の合間などの短い時間を使ってコミュニケーションに加わっていることが示された。電子メディアはこれら個人個人の小さな貢献を一つにまとめ上げるための手段としてきわめて有効な手段であることがわかった。

概要 (英文)

ELECTRONIC COMMUNICATION IS CHANGING OUR DAILY LIFE. WE CAN SEND E-MAIL TO THOUSANDS OF PEOPLE IN A MINUTE AND CHATTO COLLEAGUES ON THE OPPOSITE SIDE OF THE GLOBE. THESE DRASTIC CHANGESSHOULD AFFECT OUR STYLES OF COMMUNICATION. THIS STUDY SUMMARIZES THE CHARACTERISTICS OF THREE POPULAR METHODS OF ELECTRONIC COMMUNICATION:IRC,E-MAIL,AND NETNEWS,AND ANALYZES REAL COMMUNICATIONS BY EXAMINING 1105 E-MAIL MESSAGES. SOME CHARACTERISTICS OF E-MAIL COMMINICATION WERE CLARIFIED:(1) IN E-MAIL,MESSAGES ARE MADE AND SENT EASILY. PARTICIPANTS USETHEIR SPARE TIME DURING WORK TO COMMUNICATE WITH OTHERS. (2) ACTIVE PARTICIPANTS ARE LIMITED BUT NON-ACTIVE MEMBERS ARE ALSO IMPORTANT. (3) IN THE FIELD OF TECHNICAL DISCUSSION,E-MAIL HAS THE ADVANTAGE OF ABUNDANT INFORMATION. (4) ONE PERSON CAN JOIN MANY CHANNELS OF COMMUNICATION SIMULTANEOUSLY AND SHOWS DIFFERENT ASPECTS FOR EACH CHANNEL. IN THIS STUDY,COMMUNICATION SUBJECTS WERE LIMITED TO TECHNICAL MATTERS AND THESE CHARACTERISTICS WERE VERY USEFUL FOR THESE SUBJECTS,BUT THEY MAY NOT APPLY IN OTHER FIELDS.

報告書年度

1997

発行年月

1998/06

報告者

担当氏名所属

小島 三弘

ヒューマンファクター研究センター

キーワード

和文英文
コミュニケーション COMMUNICATION
情報ネットワーク INFORMATION NETWORK
ニューメディア NEW MEDIA
ネットワーク社会 NETWORK SOCIETY
プロトコル分析 PROTOCOL ANALYSIS
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