財団法人 電力中央研究所

電力中央研究所 研究報告書(電力中央研究所報告)
[CRIEPI Research Report]

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研究報告書 詳細情報
[Detailed Information]

報告書番号 [Report Number]
Y01012
[Title]
Energy Security in Liberalised Energy Markets
タイトル
Energy Security in Liberalised Energy Markets
[Abstract]
This report investigates issues of energy security under the liberalisation of electricity markets. Taking into consideration a growing interdependence among the oil-, gas- and coal markets as well as closer interrelationship between these energy markets and electricity markets on the one side, and the globalisation of the energy markets on the other side, this study analyses the developments in energy security policy since the late 1960s. First, we investigate the short- and long-term energy security policy of the International Energy Agency (IEA), which was founded as an immediate answer to the oil-price crisis in 1973/74, and the European Union (EU), which sets a co-ordinated framework for energy security policy for EU-member states. The detailed country analysis comprises four countries: Germany, France, Denmark and the UK. In the early 1970s, all of the EU-member states were either not endowed with (economical) domestic energy resources or did not exploit them. After the oil price crisis in 1973/74 and 1979/80 they have chosen different strategies in order to decrease energy import dependence. Next, energy security strategies of private market participants are analyzed in detail. Security of supply for industrialized western countries and companies is to a lesser extent a supply risk rather than a price risk. Therefore, we investigate instruments that are used to hedge against these price risks. The investigation will be accompanied by some case studies, in which strategies of selected energy companies are illustrated.
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
全体的なエネルギー政策の中で、エネルギー・セキュリティの確保がどのように位置づけられているか、そのためにどのような具体的な手段が、とりわけエネルギー資源に恵まれない国々でとられてきたか、競争導入下で市場参加者はどのようなリスク・ヘッジの方法をとっているか、またその有効性と限界はなにかについて検討し、競争導入下のエネルギー・セキュリティ確保のあり方についての示唆を得る。IEAやEUおよび主要各国におけるエネルギー・セキュリティ確保のための政策動向を調査した結果、・世界的に、1980年代後半以降、効率化、環境保全と並んでエネルギー・セキュリティの確保はエネルギー政策の3本柱の重要なひとつとなっているが、電力の自由化に伴う“ダッシュ・フォー・ガス”が顕著になってきている状況、及びEUやアジアの化石燃料に対する輸入依存度が高まっている状況下で、エネルギー・セキュリティ確保に関するウェイトが再び増大しつつあること、・エネルギー・セキュリティ確保のための政策は、今後ともエネルギー政策の他の2つの柱と緊密な関連の下で展開され、しかも、市場の地域的な統合化の中で、国際的な協調の下に展開されること、・短期の政策としては、備蓄が、また長期の政策としては、国産資源の開発、燃料の多様化、エネルギー利用効率の向上などが一般に採用されていること、・これを実現するための具体的な手段に関しては各国により異なっていること、・経済のグローバリゼーションやエネルギー分野の自由化の流れの中で、エネルギー・セキュリティのかなりの部分は、市場参加者によって確保することが可能であり、その手段としては、資本統合によるリスク・ヘッジ、供給の多様化、契約形態の多様化などが挙げられること、・資本統合としては、垂直統合、異業種間統合などが、また、契約形態の多様化としては、ヘッジ契約や供給遮断可能契約などがあり、統合、契約いずれの形態が選択されるかは、契約締結の取引コストの高さにも依存していること、などを明らかにした。
報告書年度 [Report's Fiscal Year]
2001
発行年月 [Issued Year / Month]
2002/03
報告者 [Author]

担当

氏名

所属

矢島 正之

経済社会研究所

Jens Drillisch

ドイツ・ケルン大学 Institute of Energy Economics

Alexander J. Nolden

ドイツ・ケルン大学 Institute of Energy Economics

筒井 美樹

経済社会研究所

キーワード [Keywords]
和文 英文
規制緩和 Deregulation
電気事業 Electricity Supply Industry
電力市場自由化 Liberalization of Power Markets
エネルギー・セキュリティ Energy Security
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