財団法人 電力中央研究所

電力中央研究所 研究報告書(電力中央研究所報告)
[CRIEPI Research Report]

研究報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の研究報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。 ダウンロードの際には、当サイトの利用規約を遵守の上ご利用ください。

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研究報告書 詳細情報
[Detailed Information]

報告書番号 [Report Number]
Y03019
タイトル
製造業の海外展開戦略に関する調査 -製造業49社ヒアリング調査結果-
[Title]
Survey on Global Location Strategy of Production Base in Manufacturing Sector
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
製造業企業の海外展開にともなう国内拠点の統廃合は、立地地域の生産、雇用を減少させるとともに、電力需要の減少をともなう。そのため、海外展開に関する製造業企業の戦略や今後の行動についての情報は、日本経済、地域経済を展望するために必要不可欠であるとともに、電力各社にとっても重要である。本報告書では、拠点展開戦略の背後にある競争力の維持・強化行動に関する考え方を整理するとともに、製造業大企業および中堅・中小企業49社を対象としてヒアリング調査を行い、これまでの海外展開動向や今後の戦略展開を明らかにしている。 調査結果からは、大手製造業が関心を持つ市場は主として国外市場であり、特に中国の市場の大きさには注目していることが明らかとなった。反対に、国内市場に対しては成熟化し大きな伸びはないと見る会社が多い。また生産拠点については、大規模な市場に近接することの有利さと低廉な生産コストの両面から東アジアでの生産拠点確保が必要になっている。そのため、市場および生産拠点の両側面で、各社ともに東アジア地域を「成長のエンジン」と位置づけ、世界的な生産システムの再編を行っている。ただし、競争力確保のため、自社製品の核となる部品、技術については、全て自社内生産とする「技術の囲い込み」の動きがあり、従来、東アジア諸国とのコスト差を背景に、「開発は国内、生産は海外」という棲み分け論が支配的であったが、今後は開発、生産という工程上の分業ではなく、戦略製品とそうでない製品というように、製造品の棲み分け化が進むことが明らかとなった。
[Abstract]
Globalizations of economic activities, which have proceeded in the past two decades, have brought about considerable impacts on regional economies of Japan. Japanese manufactures changed their production system based on the differences in production cost between Japan and East Asian countries. As a result of shifting production base from domestic regions to East Asia, the regional economies have experienced a serious decrease in regional employment. Therefore, it is important to understand the strategies and behaviors of manufacturers with respect to the shift of their production base for assessing the regional economies. The purpose of this report is to clarify the strategy and the behavior in the future by conducting an interview survey to the executives of 49 companies. The result of interviews indicates that the large-scale Japanese manufactures have slightly changed their strategy of the location of production base. Although they had moved their production bases to East Asia, they are relocating a part of them for so-called key-parts or key-devices adjoining to their R\&D facilities in Japan. In doing so, the manufactures can avoid leakage of the know-how to produce key-products and protect their core competence.
報告書年度 [Report's Fiscal Year]
2003
発行年月 [Issued Year / Month]
2004/03
報告者 [Author]

担当

氏名

所属

人見 和美

経済社会研究所

元橋 一之

東京大学 先端科学技術センター

キーワード [Keywords]
和文 英文
産業空洞化 Hollowing out of industries
地域経済 Regional economy
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