財団法人 電力中央研究所

電力中央研究所 研究報告書(電力中央研究所報告)
[CRIEPI Research Report]

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研究報告書 詳細情報
[Detailed Information]

報告書番号 [Report Number]
Y04017
タイトル
バイオマスバランス表の改良とわが国地域別のバイオエネルギー供給可能量
[Title]
Development of Modified Biomass Balance Tables and Regional Bioenergy Supply Potential in Japan
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
本研究の目的は、従来のバイオマスバランス表を改良し、次の2点を評価することである。(1) 食料バイオマスバランス表における食品の加工・流通時のロスを定量的に示すことにより、食品加工残渣および食品流通残渣の資源量を再評価する。あわせて、食料バイオマスバランス表を、最新のFAO統計を用いて再推計する。(2) わが国の地域別のバイオマスバランス表を開発し、地域ごとのバイオマス賦存量の特徴等を把握する。地域区分をわが国の一般電気事業者の供給区分として、RPS 法に対応したバイオエネルギー供給可能量を評価する。本研究で得られた主な結論を以下にまとめておく。(1) 従来のバイオマスバランス表で明示されていなかった食品廃棄物のエネルギー供給可能量を、各種調査に基づき定量的に示した。併せて、厨芥の発生量についても組成等の分析結果からデータの見直しを行った。これらの変更に基づいて、食料バイオマスバランス表の改定を行った。この結果、食品系廃棄物のエネルギー供給可能量は、食品加工残渣83PJ/年、食品流通時残渣15PJ/年、厨芥37PJ/年となった。食品廃棄物全体のエネルギー供給可能量は135 PJ/年となり、2000 年の日本の一次エネルギー総供給(23,000 PJ/年)の0.6%に相当する。(2) 地域別のバイオマスバランス表を開発し、各地域における食料および木材のバイオマスフロー、バイオエネルギーの供給可能量、資源の輸出入(移出入) 状況などを定量的に示した。その結果、一人あたりバイオエネルギーの実際的供給可能量(他用途との競合がなく技術的に収集可能な資源量。経済性は未検討) に関しては、食品系で農業の盛んな北海道やサトウキビ生産を行う沖縄、木質系では林業の盛んな四国、北海道、九州が大きいが、一次産業の比率の低い関東、中部、関西などはいずれの資源量も小さい。また、RPS 法を考慮して、一般電気事業者の販売電力量あたりのバイオエネルギー実際的供給可能量を比較すると、最大の沖縄を1.0 とすると最小の中部の資源量は0.33 に留まり、約3倍の開きがある。
[Abstract]
In this study, the author modified the biomass balance table in order to identify the energy potential of food processing residues and to evaluate regional bioenergy supply potentials in Japan.(1) Food processing resideus, the discharge of which is evaluated at 19 million tons in wet weight per year in Japan, is one of the major bioenergy resources. A biomass balance table, developed by the author and others, enables us to evaluate bioenergy supply potential systematically, but it did not evaluate the food processing and distribution residues. In this study, the author modified the biomass balance table in order to identify the energy potential of food processing residues and Using the modified table, the ultimate bioenergy supply potentials of the food processing residues andthe distribution losses are estimated at 83 PJ/year and 15 PJ/year in Japan in 2000, respectively.(2) Since bioenergy is widely spread around the country, it is important to evaluate the regionalpotential of bioenergy. In this study, we have developed a regional biomass balance table to evaluatethe regional potential of bioenergy quantatively. The tables the author developed show that regionalbioenergy potential di.ers greatly, and the region with the most food-bioenergy per capita (Okinawa)has about 5 times more than the region with the least potential (Kansai), and the region with themost wood-bioenergy per capita (Shikoku) has about 1.5 times more than the region with the leastpotential (Kansai).
報告書年度 [Report's Fiscal Year]
2004
発行年月 [Issued Year / Month]
2005/04
報告者 [Author]

担当

氏名

所属

山本 博巳

社会経済研究所エネルギー・環境政策領域

キーワード [Keywords]
和文 英文
バイオマスバランス表 Biomass balance table
バイオエネルギー Bioenergy
バイオエネルギー供給可能量 Bioenergy supply potential
バイオマス残渣 Biomass residues
食料加工残渣 Food processing residues
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