電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

Y08047

タイトル(和文)

エネルギー・環境問題に対する人々の考え方 -2008年度全国意識調査の結果と過去調査との比較-

タイトル(英文)

Public Opinions for Energy and Environmental Issues in Japan: Results of National Survey in 2008 and Comparison with the Past Surveys

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

2008年度の全国意識調査の結果を示すとともに,1997年,2003年の調査結果との比較により,エネルギー・環境問題に対する市民意識の現状と経年変化を明らかにした。2008年度前半は,原油価格が高騰していたこともあって,「電気やガスなどの料金」に関心があると回答した割合が7割以上になっている。また,洞爺湖サミット開催に伴って温暖化関連の報道が多かったことから,地球温暖化を9割の人が危険と考えていた。今後のエネルギー政策は,自然エネルギー利用,新エネ開発,省エネを重視する人が多いが,2003年度調査と比較すると,エネルギー資源の安定確保,原子力発電の推進を選択する割合が大幅に増加した。近年導入された統一省エネラベルは比較的知られており,特に,省エネ機器の購入を心掛けているほど,統一省エネラベルの意味を正しく理解している割合が高かった。なお,2003年度には違いがなかった地域差が2008年度調査では明確であり,西南日本に比べ,東北日本の省エネ・環境保全意識が高いことが明らかになった。

概要 (英文)

This report presents results of national survey in 2008 and compares surveys conducted in 1997, 2003 and 2008. The survey in 2008 explored opinions for energy and environmental issues, attitude to risk events concerning science and technology, and trusts to organizations, companies and society.
Survey in 2008 reveals regional differences of attitude to energy and environmental issues between northeast area of Japan and southwest area. In most questions about energy and environmental issues, northeast area shows higher awareness of problems. Additional analysis shows change of regional differences in the past 5 years. Comparing to 2003, where it was found northeast respondents in 2008 were more concerned about energy and environmental issues, but southwest respondents were less.
Comparison with past research also reveals U-shape changes in interest and behaviors related to energy and environmental problems. Public motivation and practicing rate of energy conservation and environmental preservation in 2008 drastically increased while those results in 2003 had declined from their level in 1997.

報告書年度

2008

発行年月

2009/06

報告者

担当氏名所属

大久保 重孝

社会経済研究所 地域研究領域

土屋 智子

社会経済研究所 地域研究領域

キーワード

和文英文
アンケート調査 Quesionnaire Survey
環境意識 Awareness for Environment Problems
環境保全行動 Behavior to Save Environment
省エネ行動 Energy Conservation
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry