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ICRPの新勧告案・基本文書案に対する当センターのコメント

国際放射線防護委員会(ICRP:International Commission on Radiological Protection)は、放射線医学・生物学・保健物理学等に関する世界の専門家で構成されており、放射線に対する防護の基本的考え方と、職業人及び一般公衆に対する線量限度等重要な放射線防護の基準を勧告しています。

 

現在ICRPでは、1990年に出した勧告を見直して、新しい勧告を出す準備を進めています。2004年には新勧告案が公開され、Webを通じた意見募集が行われました。さらに、2005年は主勧告本文の主張を裏付ける5つの基本文書(foundation document)について同様の意見募集を行いました。

 

ICRPの勧告は、法的な強制力こそありませんが、各国はこの勧告を尊重し、これに準じてそれぞれの国の基準を決めており、我が国の放射線防護に係わる規制もきわめて大きな影響を与えるものです。

 

当センターは、低線量放射線の生体への影響についての研究成果がこれらの文書に正しく反映されるよう、ICRPの新勧告案および放射線生物影響に関する二つの基本文書に対してコメントを送信いたしました。以下に、コメントの内容を紹介いたします。

  • 新勧告案
  • 基本文書「Low-dose Extrapolation of Radiation-Related Cancer Risk(放射線関連がんリスクの低線量域への外挿)」
  • 基本文書「Biological and Epidemiological Information on Health Risks Attributable to Ionising Radiation: A Summary of Judgements for the Purposes of Radiological Protection of Humans(電離放射線に起因する健康リスクについての生物学的および疫学的知見)


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